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コラム

司法書士と行政書士はどっちが稼げる?実際、どっちがおすすめか解説!

司法書士と行政書士を徹底比較!どっちがおすすめ?

司法書士と行政書士、どっちを取得する方がいいのか?どっちが稼げるの?

この問いについて、法律関係の仕事や資格試験に関わっている人たちがずっと考えてきたものの、いまだにはっきりとした答えが出ていない方も多いかもしれません。

【司法書士と行政書士】
・そもそも司法書士と行政書士ってなにが違う?
・試験が簡単な方を受験したいけど、どっちが簡単なんだろう?
・やっぱり収入が高い方を取得したい!どっちの方が稼げるの?
・結局どっちがおすすめなの?

以上のような疑問を持っておられるかもしれません。

そこで今回は、司法書士と行政書士の「基本知識」「試験」「業務内容と収入」これらについて徹底的に比較しながら、どっちがおすすめなのかについて考えてみたいと思います。

ぜひ最後までお付き合いください。

社労士と行政書士、正直どっちがいい? こんにちは。ひのです。 社労士と行政書士に興味がある方や、どちらを勉強しようか迷っている方。両資格は、難関国家資格の中でもよく話...

結論から言いますと、司法書士の方が出来る業務が多い分、稼ぎやすい仕事と言えます。ただ、試験突破については行政書士の方が簡単なので、行政書士の方が合格しやすいです。

アガルートアカデミーは、司法書士や行政書士など法律系の資格取得の試験対策に特化した通信講座を展開しています。試験の網羅性が高く、安心して勉強が開始できますよ。

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この記事の執筆者の信頼性


僕はひのと言います。

3度の社労士試験受験、2年半の試験勉強を経て令和元年度社労士試験で合格しました。長きにわたる士業の受験勉強を経験し、試験で抑えるべきツボと、必要な対策は理解しています。

今回は、士業資格合格者として、司法書士と行政書士のどっちを取得するのがおすすめなのかについて解説していきます。

ぜひ最後までお付き合いくださいませ。

司法書士と行政書士の基本知識

まずは、司法書士と行政書士それぞれの基本知識をおさえておきたいと思います。

司法書士の基礎知識

司法書士は主に相続や不動産の登記申請などを扱う国家資格です。

業務内容は司法書士法という法律で定められています。弁護士など8士業のうちの一つで、その中でも一般の人に身近な存在が司法書士です。

簡易裁判所のみにはなりますが、当事者の代理人として裁判に出ることも可能です。

クライアントの法律的な相談に応じることもあります。専門的な法律の知識をたくさんの人のために生かして働くことから、「くらしの法律家」とも呼ばれています。

【司法書士試験の概要】

日程筆記試験:7月の第1日曜日
口述試験:10月中旬から下旬
申し込み方法法務局に願書を直接提出or郵送で提出
受験資格なし
出題科目筆記試験(択一式)】
民法20問
商法(会社法)9問
憲法3問
刑法3問
不動産登記法16問
商業登記法8問
民事訴訟法5問
民事執行法1問
民事保全法1問
供託法3問
司法書士法1問

【筆記試験(記述式)】
不動産登記法1問
商業登記法1問

【口述試験】
不動産登記法
商業登記法
司法書士法
合格基準筆記試験、記述式のそれぞれで相対評価
口述試験は非公開
合格発表筆記試験:9月末から10月上旬
口述試験:11月上旬
合格率3〜4%

司法書士は、合格率が3~4%の超難関試験です。

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行政書士の基礎知識

行政書士は、主に官公庁に提出する書類を作成したりそれに関わる手続きを扱ったりする国家資格です。

業務内容は行政書士法という法律で定められています。

行政書士も8士業に含まれており、役所に提出するような複雑で面倒くさい書類を扱うので、8士業の中でも特に需要が高い資格です。

また、司法書士と同じように、クライアントの法律に関わる相談全般に応じることも求められるので、司法書士と同じかそれ以上の専門知識が必要になります。

日程11月の第2日曜日
申し込み方法法務局に願書を直接提出or郵送
受験資格なし
出題科目【法令科目(択一式)】
基礎法学2問
憲法5問
行政法19問
民法9問
商法5問

【法令科目(多肢選択式)】
憲法1問
行政法2問

【法令科目(記述式)】
行政法1問
民法2問

【一般知識(五肢択一式)】
政治経済社会7問
情報通信・個人情報保護4問
文章理解3問
合格基準絶対評価
(法令科目と一般知識それぞれで6割以上)
合格発表1月末
合格率10%前後
ひの

こうして比較してみると、司法書士の方が試験科目や試験形式も多く難易度も高いことがわかりますね。
しかし、例年行政書士試験の方が圧倒的に受験者数が多く、合格者も多いので、一概にどちらの方が簡単、難しいとは言い難いです。

行政書士試験を突破するのにも「アガルートの行政書士講座」がおすすめです。アガルートでは行政書士の合格率が56.11%と実績も抜群。ぜひ法律に強いアガルートで試験対策を検討してみてください。

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どっちが稼げる?司法書士と行政書士の業務内容・収入の違い

次は、業務内容や収入の違いについて見ていきましょう。

司法書士と行政書士の業務内容

司法書士の業務は主に相続や不動産の登記申請になるので、書類を扱うことが主な業務内容になります。具体的に司法書士が担当するのは、

【司法書士の業務内容】
・不動産の相続
・会社設立の手続き
・役場での認証手続きや定款の作成
・会社設立後の役員変更などの書類

を担当します。これらの書類は法務局へ提出するものがほとんどで、法務局が関わってくると司法書士の担当範囲になってきます。

簡易裁判所での訴訟代理や、成年後見人、不在者、破産者の財産管理人にもなることができ、一概には言えませんが、

ひの

担当できる業務は行政書士よりも少しだけ広いです。

一方、行政書士は、官公庁に提出する書類の作成や手続き、相談全般を担当します。具体的には、

【行政書士の業務内容】
・開業する際の許認可に関する書類作成及び手続き
・権利義務に関する書類に作成と手続き
・許認可に関する審査請求や不服申立て

を担当することができます。基本的には司法書士が担当する相続の分野でも、遺産分割協議書の作成は行政書士の担当範囲です。

まとめると、

【司法書士と行政書士の業務の違い】
・司法書士の方が扱える業務の範囲が多い。
・基本的には両者が担当できる部分とできない部分を補いながら、書類作成や手続きを行なう

という形になります。

司法書士と行政書士の収入の違い

みなさん気になっている収入を見ていきましょう。両者ともに、独立開業、事務所所属、副業など、さまざまな働き方があるので比較をするのは難しいです。

しかし、平均的な年収はわかっています。

【司法書士と行政書士の年収】
・司法書士の平均年収は約650〜700万円
・行政書士の平均年収は約580〜600万円

平均で考えると司法書士の方が高いと言えます。司法書士の方が稼げるということになります。

関連記事:司法書士通信講座おすすめランキング!専門家が評判を比較解説

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司法書士と行政書士、結局どっちがおすすめ?

ここまでを踏まえると、みなさんはどっちがいいように感じますか?

・試験科目が少なく合格率も高い行政書士
・扱える業務が広く、稼げるという観点なら司法書士

正直、一長一短ですね。どの部分を重視するかは、みなさん次第です。

ひの

僕からの提案があります。それは「ダブルライセンス」です。

ダブルライセンスとは、その名の通り資格を2つ保有しておくことを意味します。

つまり、司法書士と行政書士のダブルライセンスなら、両者の扱える業務内容互いに補完し合って扱える業務の幅が広がり、年収アップが見込めることはもちろん、資格保有者市場でも需要が高まって自分の価値を高められます!

ダブルライセンスを取得するなら先に行政書士

では、ダブルライセンスを目指す場合はどちらを先に取得すれば良いでしょうか?

ひの

試験科目の範囲や難易度との関係で、行政書士から取得することをおすすめします。

また合格する為に必要な勉強時間ですが、

・行政書士:800時間~1000時間
・司法書士:3000時間

となっており、先に行政書士試験をパスした方が、効率が良いです。行政書士の試験を合格するためには、通信講座の受講が一番の近道だと考えています。

おすすめの行政書士講座については、下のページで比較解説しているので、ぜひ受講の参考にしてください。

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【おすすめ】行政書士通信講座比較ランキング!専門家が評判を徹底解説数ある行政書士講座のなかから、専門家が厳選したおすすめ講座をご案内します!筆者による独自評価も入れているので是非参考にしてみてください。...

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【おすすめ】司法書士通信講座比較ランキング!専門家が評判を徹底解説数ある司法書士講座のなかから、専門家が厳選したおすすめ講座をご案内します!筆者による独自評価も入れているので是非参考にしてみてください。...

ぜひ、ダブルライセンスを目指してみてはいかがでしょうか。

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司法書士と行政書士はどちらがおすすめかまとめ

ロードマップ

司法書士と行政書士を比較しながら、どっちを取得するのがおすすめなのか解説してきました。ざっとまとめると、

・試験科目や難易度を重視するなら行政書士
・業務の幅や収入を重視するなら司法書士
・ダブルライセンスもおすすめ

というのが当サイトの結論です。

このブログでは、資格についてもっと深掘りしたり、通信講座の解説も扱ったりしています。ぜひ、他の記事も参考にしてください。

資格試験は少しずつ勉強することでゴールが見えてきます。まず一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。