こんにちは!
宅建士はよく「つぶしの利く」資格と言われています。
その意味は、幅広い就職先に有利であることに加え、勉強範囲も広いので他資格の勉強も有利になるから、と私は思っています。
また、宅建士とあわせて持っていると、宅建士の効果が2倍、3倍となるまさに「鬼に金棒」の資格も存在します!
今回は、宅建士と有効なダブルライセンスを目指せる資格について考えてみたいと思います。
既に宅建士をお持ちの方は、これから勉強する資格の参考にしてください。
これから宅建士試験に挑戦する方は、合格後のイメージを想像する、もしくは時間の余裕のある方は宅建士と並行して勉強をはじめるのもアリです!
結論として、宅建士の次に取る資格としておすすめは「管理業務主任者」「マンション管理士」などです。特に難易度も上がる資格になりますので、通信講座を活用してダブルライセンスを目指しましょう。
不動産資格に強い通信講座ならアガルート。ぜひ受講を検討してください。
この記事の執筆者の信頼性
ひのブログ宅建部門執筆者:小金井俊(宅建士、管理業務主任者資格保有)
【筆者プロフィール】
名前:小金井 俊
宅地建物取引士、管理業務主任者、2級ファイナンシャルプランナー合格。
不動産会社勤務歴10年
宅建士取得後、管理業務主任者、2級ファイナンシャルプランナーに合格。ダブルライセンスの必要性については痛感しており、就職に有利、実務に活かせるかの観点からおすすめの資格を解説します!ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
宅建の次に取る資格!おすすめダブルライセンス3選!
まずこのページの結論として、宅建士とのおすすめライセンスは下記の3つです。
・管理業務主任者
・ファイナンシャルプランナー
・マンション管理士
では1つずつ見ていきたいと思います。なお、ダブルライセンスの有用性について5段階でおすすめ度を評価しています。
〈高い〉★★★★★ ~ ★〈低い〉
また、当サイトのおすすめの基準は、次の5つの内容で判断しています。
1.宅建士試験と出題範囲が近く、勉強した内容を活かせる
2.宅建士業務と活かせる範囲が近い
3.資格に優位性がある(国家資格、独占業務がある)
4.受験資格がある(実務経験、大学での勉強など)
5.難易度が現実的
宅建士の次に取る資格としておすすめは「管理業務主任者」「マンション管理士」などです。特に難易度も上がる資格になりますので、通信講座を活用してダブルライセンスを目指しましょう。
宅建士のダブルライセンスなら、不動産資格に強い通信講座はアガルート。ぜひ受講を検討してください。
宅建士おすすめダブルライセンス① 管理業務主任者
【おすすめ度★★★★★】
ダブルライセンスの有効性 | 非常に大きい |
宅建士試験との出題範囲 | 多い |
資格種別 | 国家資格 |
受験に必要な資格要件 | 無し |
独占業務 | 有り |
難易度 | 中 |
【管理業務主任者とは?】
マンションの管理組合との契約締結、重要事項説明を行うために必要な資格です。あまり聞き覚えのない資格かもしれませんが、不動産業界では、「宅建士」「マンション管理士」と並んで、不動産国家資格の御三家と言われているメジャーな資格です。マンション管理会社の就職には必須の資格であり、むしろ宅建士より重宝される傾向があります。
管理業務主任者はこんな方におすすめ
管理業務主任者はマンション管理会社、マンション販売会社、不動産仲介会社への就職・キャリアップにかなり有利です。
マンション管理会社では、マンション管理組合との契約業務のほかに、自社で賃借人と契約更新や仲介を行う場合があります。宅建士とのダブルライセンスにより幅広く業務を行えますので、就職に有利になることは間違いありません。
また仲介会社にとっても、マンション取引時、管理業務主任者を取得していることで顧客からの信頼性が格段に上がります。なぜなら、マンションの運営状況や設備、入居後の対応など、管理業務主任者の知識を活かしお客様に説明することができるからです。
住宅とオフィス・商業施設が併設されている複合型のビルでは、宅建士・管理業務主任者どちらも必要とされます。そのため、業界的に安定性と給与水準が高いとされているアセットマネジメント・プロパティマネジメント会社への就職も非常に有利になります。
管理業務主任者は国家資格、独占業務があります
資格を取得する際、国家資格と民間資格では大きな差があります。国家資格はより重要な業務を行う権利が与えられますので、当然、民間資格より優位性が高く、難易度も高い傾向があります。
また、資格を持っていなければできない「独占業務」が、管理業務主任者にはあります。
【管理業務主任者の独占業務】
・管理委託契約書への重要事項説明
・管理業務契約書への記名押印
・マンション管理会社が受託する管理組合50個につき1名、専任の管理業務主任者設置する必要がある
宅建士の独占業務と少し似ていますね!
管理業務主任者は、宅建士のマンション管理版とイメージするとわかりやすいでしょう。
管理業務主任者 試験範囲・難易度は?
試験範囲は、宅建士とかなり近い
管理業務主任者の試験方法は、50問4肢択一のマークシート方式であり、宅建士と全く一緒です。そして、試験範囲も、宅建士で勉強した「民法」や「区分所有法」といった内容が半数近くあり、宅建士試験で勉強したことを活かせることも、おすすめ理由の1つです。
宅建士よりマンションに特化した内容のため、もう少し深く勉強する範囲はありますが、活かせることは間違いありません!
管理業務主任者は宅建士より難易度は少し高い
管理業務主任者試験は、宅建士試験と同様に、年齢や学歴、国籍など関係なく誰でも受験ができます。
合格率は、令和5年度(2023年)で21.9%です。
宅建士試験より合格率は少し高いですね!
ただし、管理業務主任者試験受験者は、宅建士資格者の受験が多い特徴があります。受験者は、ある程度ベースの知識がある方が大半で、その上でこの合格率ですので、難易度は宅建士よりやや上と見たほうが良いでしょう。
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宅建士おすすめダブルライセンス② FP
【おすすめ度★★★★】
ダブルライセンスの有効性 | 非常に大きい |
宅建士試験との出題範囲 | 中 |
資格種別 | 国家資格 |
受験に必要な資格要件 | あり(1級、2級) |
独占業務 | 無し |
難易度 | 2級:低 3級:中 1級:高 |
【ファイナンシャルプランナーとは】
今後の資金計画(住宅ローン、税金、保険など)、人生の資金計画や日々の支出などを「お金のプロ」としてアドバイスをする、資格になります。
不動産、金融、保険業界に需要があり、就職以外でも自身の資金計画を見直すためにもおすすめの資格です。
不動産仲介、金融機関、生命保険会社への就職に有利
住宅ローンや保険など、ライフプランに大きな影響を与える商品を進める際、資金計画を作成し提案することが、ファイナンシャルプランナーとしての業務となります。そのため、不動産会社・金融機関(銀行など)・保険会社(生命保険など)から高い需要があります。
宅建士資格をもっていれば、住宅の購入・住宅ローン・生命保険と人生の大きな出費を一気通貫で提案できるので、提案の質と幅がぐっと上がります。
まさに鬼に金棒!
ファイナンシャルプランナー難易度は?
ファイナンシャルプランナーには、3級~1級と階級があります。
【ファイナンシャルプランナー合格率】(※作成時の直近データより)
・3級:46.2%
・2級:40.0%
・1級:13.0%
2級と3級の試験は年3回ありますので、受験のしやすさも魅力のひとつです。3級の難易度はそれほど高くなく、宅建士に合格しているのであれば独学で十分に合格が可能でしょう。
しかし、年収アップを目的とした転職や、社内評価を上げるためには、少なくとも2級以上は欲しいところです。
2級から難易度がぐっと上がりますので、場合によっては通信講座など検討しましょう。
有利な「FP2級」を取得するためには、最短ルートで合格を目指せる通信講座の受講を検討してみてください。約22時間の勉強で合格を目指せる「アガルートFP試験講座」の受講がおすすめ。
FP3級の合格実績は100%、FP2級の合格実績は88.1%と脅威の実績。ぜひ最短ルートでFP合格を目指してみてください。
宅建士おすすめダブルライセンス③ マンション管理士
【おすすめ度★★★】
ダブルライセンスの有効性 | 大きい |
宅建士試験との出題範囲 | 中 |
資格種別 | 国家資格 |
受験に必要な資格要件 | 無し |
独占業務 | 無し |
難易度 | 高い |
【マンション管理士とは】
管理業務主任者はマンション管理会社側の実務を行うために必要な資格です。
一方、マンション管理士は、マンション管理組合側のアドバイザーを行う資格になります。
管理組合(マンションを所有している一般個人)は不動産に詳しくない素人の集団です。そのため、マンション管理会社から不利益な提案をされても、正しいのかor間違っているのかの判断が難しいのです。
そこで、管理組合の利益を守り、マンション管理会社への交渉を行うために作られた資格が、このマンション管理士です。
マンション管理アドバイザーとして独立が可能
不動産業界では、築年数が古いマンションが増えてきていることが問題視されています。そのため、近い将来、マンションの建て替えが増えるだろうと想定されています。
マンションの建て替えは法律、権利、資金など様々な問題が発生しますので、とても容易にはできません。
そこで期待されるのはマンション管理士の存在です。様々な調整を代行して行う、管理会社や建築会社から管理組合の利益を守る存在が、今以上に需要が高くなるのは間違いないでしょう。
マンション管理士として独立される方は、現在はあまり多くありませんが、今後増えてくると予想されます。
今以上に難しい資格になるかも?
宅建士を持っていれば、建て替え時にマンションの一部売却や等価交換など、様々な目線で広く業務を行えますので、優秀なマンション管理士として活躍できることでしょう。
また、会社勤めでも知識は当然活かせますので、マンション管理会社への就職にも当然有利です。一方、独占業務がありませんので、管理業務主任者と比較すると重要度はやや低くなる印象があります。
マンション管理士 出題範囲・難易度は?
管理業務主任者の試験方法は、50問4肢択一のマークシート方式であり、宅建士・管理業務主任者と全く一緒です。
出題範囲は民法や区分所有法がメインとなるため、宅建士よりは管理業務主任者の試験範囲と近いです。
マンション管理士の難易度は宅建士より数段高い
令和5年度(2023年)のマンション管理士合格率は10.1%です。宅建士や管理業務主任者とくらべると、難易度は数段高くなります。
行政書士、社労士レベルの難関資格です
試験の特徴は、試験範囲は過去問からが少なく、裁判の判例をベースにした毎年オリジナルのものが毎年出題されます。そのため、過去問対策はあってないようなものですので、勉強方法は大きく変えなければなりません。
一方、宅建での「民法」の勉強はベースに活きますので、有利になることは間違いありません。また、管理業務主任者試験に合格していれば5点免除を受けられますので、まずは管理業務主任者の合格を目指すと良いでしょう。
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宅建士の次に取る資格まとめ
ダブルライセンスは就職や転職はもちろん、私生活でも活かせるなど活躍の可能性を飛躍的にあげることができます。
宅建士試験は試験範囲が広いため、他資格試験でも知識を活かすことができます。しかし、合格から時間が空いてしまうと、知識も徐々に抜けてしまいます。
そのため、ダブルライセンスを目指す方は、宅建士試験の知識が熱いうちに勉強をされることをおすすめします。
当サイトでは、士業のダブルライセンスについては積極的に取得されることをおすすめしています。ご自身に興味のある資格があれば、是非チャレンジしてみてください!
このページで紹介した管理業務主任者、マンション管理士、ファイナンシャルプランナーなど、宅建士の強みを最大限生かせる資格に強い通信講座です。ぜひ、公式サイトからダブルライセンス資格の受講をご検討ください。
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