宅建士試験の合格を目指している皆様、こんにちは!
今回は、宅建通信講座「LEC東京リーガルマインド」を徹底解説いたします!LEC東京リーガルマインドは公務員試験や司法書士などの試験・資格予備校として有名ですので、名前を知っている方も多いのではないでしょうか。
そのLEC東京リーガルマインドは、宅建士通信講座も展開しておりますので、解説いたします。
LEC以外の宅建士の通信講座はコチラから。当サイトのおすすめです。
関連記事:宅建士通信講座のおすすめ比較ランキング!現役宅建士が教える選び方
この記事の信頼性
ひのブログ宅建部門執筆者:小金井俊(宅建士、管理業務主任者資格保有)
【筆者プロフィール】
名前:小金井 俊
宅地建物取引士、管理業務主任者、2級ファイナンシャルプランナー合格。不動産会社勤務歴10年以上となります。
宅建士は通信講座で合格したので、通信講座の良いところと悪いところをお伝えできればと思います。
最後までお付き合いくださいませ。
※筆者の経験にもとづく評価になります。
ご自身に合う講座か、ホームページや資料請求、無料体験講座等を試された上、ご判断されることをおすすめします。
LEC宅建講座の総評価
まず、結論から申しますと、LEC東京リーガルマインド宅建士通信講座は、以下のような方におすすめです。
【LEC東京リーガルマインドとは?】
司法試験や公認会計士などの難関資格から、公務員試験対策まで、資格・就職を支援する予備校を展開しています。
基本的には通学での授業がメインですが、通信講座も展開しており、宅建士試験講座も用意されています。
市販テキストでも有名ですので、独学で勉強された方にはなじみがあるかも知れません。
LEC宅建講座 カリキュラム
LEC東京リーガルマインドの宅建士通信講座は、2つがコースが用意されています。
基本講義の内容は同一ですが、初学者の方は復習講義や模試が充実している【プレミアム合格フルコース】を検討されると良いでしょう。
8ヶ月~10ヶ月の勉強時間で合格を目指すカリキュラムのため、基礎からじっくりと学べます。LEC宅建士通信講座の大きな特徴は、次の2点です。
【LEC宅建士講座の2つの特徴】
・復習講義のボリュームが多い
・模試の回数が多い
1つずつ解説します。
LEC宅建講座は復習講義のボリュームが多い
宅建士試験の合格には、インプット→アウトプットの繰り返しがとても重要です。しかし、インプットの質をあげることは、独学では限界があり、通信講座を受講しても動画を繰り返し見る必要があります。
その点、プレミアム合格フルコースは復習講座が充実しており、インプットの質がとても高まります。インプットの質が高いと、アウトプットの質も当然高くなりますので、理解が早くなり、効率の良い勉強が期待できます。
LEC宅建講座は模試の回数が多い
宅建士の通信講座の模試は、1回か2回が通常で、それ以上になると別料金であることも珍しくありません。しかし、LECのプレミアム合格フルコースは、模試が計6回分カリキュラムに組まれています。
非常に充実しており、年1回の一発勝負の宅建士試験対策として、時間配分や雰囲気に慣れるには十分でしょう。知識が十分でも、本番で実力が出し切れず不合格になる方も多いですが、6回分模試を受講すれば本番当時も怖くないでしょう。
それくらい模試は大切です。
LEC東京リーガルマインド宅建士講座 サポート内容
講師への質問が無制限で可能
「教えてチューター」という独自のwebサービスから、講師への質問は無制限で可能です。わからないことはどんどん質問して、勉強を進めましょう!
また、LEC東京リーガルマインドは、講師やスタッフが多数在籍しているため、対応も速い特徴があります。通常、1~2日でメールの返信がありますので、回答を待たされることも少ないでしょう。
進捗管理、弱点克服システムがない
「教えてチューター」には、勉強の進捗管理や弱点を判別したりするシステムは付録されていません。
他通信講座では付属されていることが多いだけに、少し残念な部分です。
LEC宅建講座 講義動画の特徴
LEC東京リーガルマインドの宅建士講座の講義時間は、基礎講義のみで合計約55時間です。(※模試講義は除く)
宅建士試験合格には十分な勉強時間・講義内容であり、8ヶ月~10ヶ月のプログラムですので、無理なく勉強を進められることも魅力の1つです。
LEC講義動画は弱点発見、補強講座が充実
模試講義やポイント攻略講義、直前かけこみ講義など、基礎講義以外の補強講座が充実しています。
宅建士試験においては、内容を理解していることと、得点をとれることはまた別です。模試やポイント講義により、本番を想定した「得点を取る」実力もしっかりと身に付きます。
LEC講義動画は試験直前で6点アップ!?
十分に勉強をしたとしても、試験直前はどうしても不安になるものです。意外と、直前に見た知識が本番に出るようなこともあります。
直前かけこみ講義は、LECの豊富な実績から、試験直前で6点の得点力アップを目標に作られています。
体感ですが、しっかりと勉強をしてきた人でも2~3点は違うのではないでしょうか!
このように、「ポイントをおさえた講義」を「欲しい時期」に受けることで、得点力がアップします。
LEC講義動画は問題演習が圧倒的に多い
模試6回、科目ごとの答練9回と合計で600問の問題解説すべてに講師の講義がついています。模試の問題解説がない通信講座も多い中、合計600問のボリュームは、間違いなく通信講座内でナンバーワンでしょう。
LEC宅建講座 テキストの特徴
LEC出版から出されている「宅建士合格のトリセツ 基本テキスト」が基本テキストになります。市販テキストの中でも完成度の高いものですので、読みやすさは間違いなしです。
元々独学で本書を読まれていた方も、通信講座に切り替え、動画講義とあわせて理解を深めることもおすすめです!
また、webテキストには対応しておらず、紙テキストを持ち運ぶ必要があります。スマホ学習をメインにされたい方には、少し残念です。
LEC宅建講座 講師の特徴
【プレミアム合格フルコース】
司法書士事務所での勤務経験があり、法律実務に精通している講師です。通学講座の講師歴も長く、飽きさせない話術と、座学講座独特の緊張感・迫力があります。
【再チャレンジ合格フルコース+スーパー合格講座】
LECの公務員試験も兼任されているため、民法に精通されている講師です。明るくおもしろい講義が特徴です。
20年近く講師をされているベテランで、不動産の実務経験も豊富です。難しい表現をかみ砕いて説明されることにこだわりを感じますが、歯切れが悪く、講義のテンポは正直あまりよくない印象です。
マンション管理士、管理業務主任者の講義を兼任されている、講師歴40年の超ベテランです。声が渋く、強面で迫力がありますので、通信講座でも緊張感をもって講義を受けることができるでしょう。
LECは定期的に講師の変更をしていますため、最新の講師情報は公式HPをご確認ください。
講師を4名も配置しているのは、多くの講座を展開している大手予備校ならではです。また宅建士試験範囲である民法は、国家公務員試験でも出題されます。
宅建士試験より深く広範囲なため、公務員試験の講師からはより深く細かい講義が受けられることも魅力です。
LEC宅建講座の受講費用
【LEC宅建士講座の受講費用】
・プレミアム合格フルコース 定価 154,000円(税込)
・再チャレンジ合格フルコース+スーパー合格講座 定価 148,500円(税込)
(※時期により割引制度あり)
いずれも定価はかなり高額になりますので、早期申込など割引制度を利用されると良いでしょう。割引後12万~13万円代で受講できればお得です!
LEC宅建講座の評判口コミ
高価格帯の通信講座ですので、仕事に活かす目的で宅建士を取得する社会人の方が多い印象を受けます。
LEC宅建講座のデメリット
筆者が思うLEC宅建講座のデメリットは、以下の通りです。
費用が高額
講義や質問サポートが充実している反面、他通信講座と比較して費用は高額になります。費用をおさえたい人は、他を検討されると良いでしょう。
スキマ学習に向いていない
動画講義が1コマ約35分と、スキマ学習としては少々長い動画時間となります。また、webテキストに対応していませんので、空いた時間にスマホからテキストを読むことができません。
しっかりと学習する時間を確保できる方に向いている講座といえます。
スタディング宅建士講座は、「スキマ時間で宅建士になる」をコンセプトに徹底的にムダを排除した講義を展開しています。受講費用も2万円前後で受講できます。
スピード合格には不向き
8ヶ月~10ヶ月の勉強時間で合格を目指すカリキュラムのため、3ヶ月での短期合格を目指す方には不向きといえます。短期合格を目指す方は、動画講義のボリュームやカリキュラムにもう少し余裕のある講座を選びましょう。
スピード合格を目指すなら、「アガルート宅建講座」を当サイトはおすすめしています。アガルートは法律系の国家資格に強い通信講座。令和5年の合格率は驚異の64.8%(全国平均の3.77倍)と実績も抜群です。
LEC宅建講座の合格率など実績
LEC東京リーガルマインド宅建士講座を受講された方の2023年度の宅地建物取引士合格率は、74.4%です。
宅建士全体の合格率は全国平均で15%前後ですので、かなり高い合格率を誇っています。しかし、全体の受験者の中には対策を全くせず受験する方も一定数おり、完全に同じ条件ではありませんので、合格率は参考として見ることをおすすめします。
LEC宅建講座評判まとめ
LEC東京リーガルマインドは大手予備校が展開するだけあり、講義やサービスの内容は申し分ありません。しかし費用が高額ですので、費用を抑えたい方は他通信講座もあわせて検討すると良いでしょう。
勤めている会社から資格取得支援など補助金が出る場合などは、是非検討いただきたい講座です。(LECは大手のため提携している会社は多いです)
・予備校なみの講義やサービスを受けたい人
・多少費用がかかっても、しっかり宅建士の勉強がしたい人
このような方は、LEC東京リーガルマインド宅建士講座を是非検討してください!宅建士の勉強はこれからです。一緒に頑張りましょう!