こんにちは。
社労士試験がいよいよ迫ってきました。今年初めて社労士試験を受けようと思っている方にとっては、
社労士の本試験当日ってどんなんなの?
っていう疑問もあるのではないでしょうか。
自慢じゃありませんが、僕は社労士試験を3回ほど受験していますので、本試験当日の流れなどは完全にマスターしています。僕。
とはいえ、試験会場によっても色々と違うところもあると思いますので、この記事では僕の体験談を元に、
あ、社労士の本試験ってこんな感じなんだな!
と参考程度に思っていただけたらとても嬉しいです。この記事を読むと次のようなことがわかります。
私が受験した際はコロナの影響がなかったときなので、今とはだいぶ異なっている部分もあるかもしれません。
試験が近い中、見ていただきありがとうございます!少しでも試験の参考になれば幸いです。
この記事の執筆者の信頼性
私はひのと申します。
令和元年(2019年)に3度目の受験で社労士試験に合格しました。
2年半の社労士試験勉強(2度の通信講座受講経験)を通じて得た経験や反省を踏まえたレビューをさせていただきます。正直、僕も何度も社労士試験を諦めかけたのですが、最終的に合格することができました。
今回は、試験当日の流れについてご説明したいと思います。ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
社労士試験当日に持っていくと良いもの
ここでは、社労士試験に必要な筆記用具や時計など以外のものについて書いていきます。
色々好みはあると思いますが、僕はこれらが必要でした。
社労士試験当日までの流れ
皆さんの手元には、8月上旬に「受験票」なるものが試験センターから送付されます。そこには受験番号などとともに受験会場が記載されています。
この通知で初めて自分の受験会場を知ることとなります。僕は3回連続同じ会場でした。
心配な人は、試験前に一度当日と同じ方法で行ってみるのもアリかと思います。ちなみに僕は面倒だなと思って行ってません。
さあ、いよいよ本試験です。
社労士試験当日の流れ
社労士試験 当日の朝
少し浮つく心のせいで朝は早起きしてしまいます。
朝ごはんは、試験時間4時間前に『うどんを食べるといいらしい』という、いつかテレビで見聞きした情報を鵜呑みにして、自分で作って食べました。
そして、試験会場への交通機関に乗りいざ出発。電車内ではいつもより他人に関心が向き、テキストのようなものを見ながら電車に乗っている人も心なしか多いなぁと思ってしまいます。
そしてなぜか自分と同じ車両に乗ってる人全員が試験会場にいく気がしてしまいます。
みんなライバルだ!風邪ひけ!(←いまだと反省。。)
この辺くらいから段々と気持ちがたかぶってきます。そして、駅を降りるとみんな明確に試験会場にぞろぞろと歩いています。
テキストを読みながら試験会場に行っている人などもいて、この試験への本気度が伝わってきますね。
僕は気分を高めるためにマキシマムザホルモンの「F」を聴いて歩いてました。笑
社労士試験 会場到着後
会場に到着するとなんかよくわからない予備校?の人たちが「予想問題!!」的なチラシを配り回っています。僕の気持ちは、
僕はすでに合格ラインに達している。余計な情報を入れないでくれ。
と超強気にそのチラシを受け取らず、淡々と会場に向かいました。
どうやらそのチラシから何問か的中したと休憩時間に誰かが話してました。(チラシを貰っておけばよかった。笑)
よくわからん予備校すげー。
そして、試験会場に入ります。自分の受験番号の席が会場のどこに位置しているのかを記載したでっかい紙を見て、それぞれ受験生が自分の席を求めて分岐していきます。
雰囲気はピリピリです。
僕の受験会場はこんな感じでした。
卒業式の時とかに体育館にシート敷いて椅子を並べる感じですね。
そこに机が加わったという会場です。1つのテーブルには両端に1人ずつ、2人掛けとなっていました。(←コロナで変わっているかもしれません)
試験中にお腹が鳴るのが気になる僕は、周りの人たちと一定の距離(お腹なっても大丈夫なくらい)があってとても嬉しいです。
テーブルは消しゴムをゴシゴシしたらキコキコ揺れるので、隣の人に迷惑がかからないようにしないといけません。
ちなみに、席に対して実際に受験されている方(出席率)は7〜8割くらいかなというのが毎回の肌感覚でした。
受験に来ない人たちは何かのっぴきならない事情があるのかなと思いますね、受験料も高いですし(当時は9,000円)。
それと、服装などはみんな自由でしたし、空調はちょっと寒いかなと思うくらい聞かせてくれていたので、暑い中受験というのが僕にとって一番最悪なのでそれは本当に良かったです。
女性の方は、羽織るものを何か持っていても良いかもしれません。
社労士 選択式試験
午前は選択式試験です。
まずは試験官の方からカンニングするなとかトイレにいくときは手をあげてくれという試験にはよくある感じの説明を受けます。
この待ち時間が、選択式へのプレッシャーを高める効果がありドキドキしすぎて自分の心臓の動きで自分の胸が動いているのを感じ取れるほどです。
これがこの試験のキモですから皆さんのピリ付きも相当で、空気がピリ付きすぎて肌に微弱な電波流されている感覚になります。
いざ試験です。紙をめくる瞬間の試験会場全体の、
頼む!知っている問題こい!
という祈りのエネルギーに満ちた空気、たまらんですな。
社労士試験 お昼休憩
選択式問題が終わるとお昼休憩ということで1時間程度の休みがあります。
僕は、あらかじめコンビニで購入していた軽めのお弁当とおにぎりとお茶を自席で食べてお昼ご飯を済ませます。
会場付近に、食べるところorコンビニが無い場合は、お弁当を作っていくか購入されてから試験会場に入る方が良いです。
そして散歩で少し気分転換です。周りも概ね同じような過ごし方をされていて、みんな自席でご飯を食べていました。
その後のお昼休憩の過ごし方は大きく3つに分かれています。
【お昼休憩の過ごし方】
①ひたすらに午後の択一式の準備をしている
②午前の選択式の答え合わせをして、一喜一憂している
③集団で試験とは関係ない雑談で盛り上がる
3つ目の過ごし方なんですが、社労士試験になんで友達と来ているんだろうという最大の謎はいまだに解けません。
僕はもちろん択一の準備一択です。
過去は変えられない。今自分できることに集中する!
社労士 択一式試験
さあ、お昼休憩が終了すると超長丁場の択一式試験が始まります。その時間、なんと210分の試験です。
試験官にとってきっと長い長い時間でしょうけど、受験生にとってはめちゃくちゃ短い時間です。
午前の選択式試験は時間に追われるというよりも間違えないということが大切であることに対し、午後の択一式試験はとにかく時間に追われます。
しかも、選択式試験をクリアしたかどうかわからない状態での択一試験はなかなかメンタル的にタフなものがあります。
そして、選択式の出来が悪かったのか一定数受験者が減ります。来年のためにも受けて帰るべきだと思うのですが。。。
そんなに大事な用事でも出来たのでしょうか。
今残っている自分は今まで一生懸命頑張ったその結果なんだと自分に言い聞かせます。
なんとか最後まで終わらせることができる頃にはもう脳みそは固まった脂のようにカチコチに固まっています。試験終了後は、帰りの電車に乗るのが精一杯です。。。
社労士試験 試験終了後
最後まで一緒に戦った見知らぬ同志である受験生たちと、無言でぞろぞろと帰宅の途に着きます。出口付近ではよくわからない予備校の人たちが午前中の選択式試験の解答速報を配布しています。
択一式試験やっている間に選択式試験の解答作成しているんですね。尊敬。
それはきっちりと受け取りますが、しばらくみることができませんので、手に持ったまま解答が記載されている部分を折り込んで目に入らないようにします。
といっても我慢できるわけもなく、駅に着くか着かないかくらいの道中で一問一問手で隠しながらそーっと開いてしまいます。
心臓バクバクの状態で歩いていましたね。笑
社労士試験 帰宅後
しばらくは試験のことを忘れてお風呂に入ったりご飯を食べます。そして、ここからが社労士試験の本番の始まりです。
何かというと、20時くらいから各予備校がHPで解答速報を公表し始めるからです。
選択式についてはある程度自己採点していても、HPで各予備校が発表する解答速報を見るまではどこか確定していない気持ちになっているので、この解答速報を見る瞬間は、
選択式試験の問題を裏返す時と同じくらい緊張します。
そして、合格か不合格か、はたまた救済待ちかが決まることになるのです。当サイトでは、試験当日の各予備校の解答速報をリアルタイムで下のページでまとめています。お時間がある方は一度ご覧ください。
まとめ
大体こういう感じで3年間同じような試験日を過ごした覚えがあります。
この記事をかくにあたり改めて色々思い出しましたが、もうこういう経験はしたくないと思う反面、お祭り的で楽しい日々だったなと思う気持ちもあります。
受験生にとってはお祭りと感じる余裕はないかもしれませんが、何かに本気で打ち込むという期間であったように感じ、とても良い日々だったなと思います。
この記事がこれから社労士試験を受験しようと考えている方の参考に少しでもなればとても嬉しいです。
もちろん、社労士試験は合格する為に勉強するのですが、これまで頑張ってきた努力は本当にすごいと思います。
おそらく、これまで頑張って勉強してきたからこそ、このページにも来ていただいていると思うのです。
明日の試験、良い問題が出ますよう僕も祈っております。