行政書士の実際について解説
行政書士に興味を持っているみなさん、こんにちは!ところでみなさんは、こんな悩みや疑問をかかえていませんか?
・行政書士ってどんな資格なの?
・行政書士試験がなぜ人気なのか知りたい
・行政書士って実際稼げるの?
・行政書士を目指してるけど、このまま目指して大丈夫なのかな…
この記事では、みなさんのこういった悩みや疑問を、解決していきたいと思います。
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行政書士とはどんな役割を持っているか
行政書士の役割を一言であらわすと、「行政と国民をつなぐ」ということになります。
クライアント(国民)に代わって役所や警察などの公的な機関(行政)に提出する書類を作成したりするのが行政書士です。
公的な書類って、素人が作るのはとても難しくて複雑ですよね…
そんな悩みを解決するのが行政書士です。では、行政書士は具体的にはどのような業務をこなしているのでしょうか?
行政書士の具体的な仕事内容についてみていきます。
行政書士の具体的な仕事内容
行政書士の仕事は、主に3つあります。
- 書類作成
【官公庁に提出する書類】
例:法人設立に関する申請書、飲食店開業手続きなど
【事実証明に関する書類】
例:会計帳簿、議事録作成など
【権利義務に関する書類】
例:示談書、遺言書、不動産の売買契約書作成など
- 許認可申請手続き代理
作成した書類を、官公庁へ提出する手続きを代理で行なう。
- 相談
個人レベルの相続から、企業レベルの経営・法務相談など、
いわゆるコンサルタントの仕事。
これらは「行政書士だけができる」と法律で定められた仕事の一覧です。独占業務といいます。これらの業務を通して、クライアントのサポートをしていきます。
これらは行政書士にしかできない、とてもやりがいのある仕事だと思います!
行政書士資格の人気の秘密
行政書士の人数は年々増え続けています。毎年約40,000人が受験する人気資格であり、そのうち約10 %が合格しているという具体的な数値を見ても明らかです。
毎年約4,000人の行政書士が誕生している計算になります。では、なぜ行政書士の資格はこんなにも人気なのでしょうか。
以下の4つの理由があると僕は勝手に思っています!
行政書士は、試験の合格率も他の士業に比べて高く、比較的試験挑戦へのハードルが低いです。そのため、資格試験を考える多くの人が受験を検討するのです。
また、行政書士は実力や努力に応じて、実績も伸びます。独立すれば収入は青天井です。個人開業をして実績が伸びると、それに合わせてクライアントが増えます。
さらに実績が伸びるというわけです。独立型の資格である一面も、行政書士が人気の理由の1つだと思います。
一つ一つの仕事はクライアントの依頼に応えるためにあるので、直接的に多くの人から感謝される機会が多いです!
このことも、行政書士が人気な理由のひとつです!
僕が士業(社労士)を目指した理由
僕も士業(社労士)を目指す前はとても不安で仕方なかったです。でも、「社労士とは何なのか」についてしっかり知れば知るほど魅力に惹かれていき、いつしか、
社労士になりたい!
という思いが強くなっていました。そして「なぜ士業を目指すのか?」という問いに一番の理由を付けるとすれば、「独占業務」である以上、食いっぱぐれは無いだろうと考えたからです。
行政書士は独立開業型の資格です。それに、難関と言われる行政書士の資格を取得することで自分の市場価値が上がり、転職の際も有利になります。
また、これは社労士の資格を取った僕自身の実体験ですが、社労士の資格があるだけで「自分は会社に完全に依存してなんかいない!いつでも辞められるだけの実力があるんだ!」という心の安定を得ています。
何も資格がない状態でサラリーマンを続けていたら、その会社に依存してしまい、会社(人)に切られたら終わりという状況でした。
ただ、士業の資格を取得していれば、この依存状態から脱却できます。勤務しながら休日に兼業行政書士をしてもいいですし、行政書士事務所で働ける可能性もあります。
そして独立すれば何千万円稼げる可能性もあります。
またサラリーマンを続けるとしても「行政書士資格保有者」の肩書により、社内でも一目を置かれる立場でしょう。
僕にとって、士業の資格を取得するというのは生きていくための「選択肢を広げるため」にとても重要でした。
行政書士試験受験のメリット
ここでは、行政書士試験を受験することで得られるメリットについて解説していきます。行政書士試験にチャレンジすることで、すでにメリットがあります。
それは、以下のメリットです。
です。詳しく解説します。
日常生活で役立つ法律の知識の習得
行政書士試験では、「民法」や「行政法」を主に勉強します。特に民法の知識は、私たちの日常生活に直接的に関わることが多いです。
例えば、遺言や相続関係、結婚・離婚関係のことは民法で学べます。すべての生活は民法の上で成り立っているからです。
また、行政法を学べば、普段の簡易な行政手続きに役立ちます。自分の生活に密着しているので、行政書士試験を受けるだけで人生がレベルアップします。
計画性や効率性を考えて組み立てる能力の向上
行政書士試験は、無計画で進めたり効率の悪い勉強をしていては、合格が難しい試験です。なので、本気で行政書士試験を目指すなら、以下の2つの能力が身につきます。
・的確な計画を立てる能力
・効率の良い勉強をする能力
これらが、試験対策を通して自然と身に付きます。各予備校が出している通信講座を見てみてもこの2点が凝縮されたテキストになっているのが特徴です。
効率的に物事を進めるというのは、普段の生活や仕事にも応用できる能力です。行政書士試験を通じて物事を俯瞰して効率的に進めることが出来るようになります。
行政書士試験に合格することで得られるメリット
では、実際に試験に合格できたら得られることはなんでしょうか。それは、以下の2点です。
です。詳しく解説します。
自信がつく
行政書士という資格は「難関国家資格」です。また、行政書士試験の合格率の全国平均は、毎年度10%前後です。
そんな資格試験に合格し、「国家資格」を持っているというのは、みなさんの自己肯定感や自信を上げてくれることでしょう。
そして、合格すれば周りからは「先生」と呼ばれます。日常で生きていて、先生というと学校の先生とか医者が浮かびますが、行政書士になっても先生と呼ばれます。
僕も初めて先生と呼ばれましたが、最初は恥ずかしくてたまりませんでした(笑)しかし、周りがそう呼んでくれることでさらに自信がついたことを覚えています。
勉強する習慣が身につく
行政書士試験合格には、継続的な学習習慣が必要不可欠です。また、晴れて行政書士になった後も、案件に取り組むたびに新たな勉強が必要になります。
つまり、試験を通して身につけた学習習慣は、行政書士として生きて行くためには仕事でも発揮する必要があります。
行政書士以外でもその習慣を発揮することができれば、みなさんの人生がもっと豊かになることは間違いありません。
例えば、「行政書士と社労士」「行政書士と司法書士」などダブルライセンスを取得できれば業務の幅や選択肢が増えるのでおすすめです。
行政書士試験は、チャレンジすることで得られることが多いです。僕はチャレンジされている人を応援し続けたいと思っています。
行政書士の年収について
ここでは、みなさんが気になっている行政書士の年収について解説します。結論から言うと、行政書士全体の年収は300万円~500万円と言われています。
とは言っても、働き方によってかなりの違いがあるのが行政書士の特徴です。
行政書士事務所に所属して働く場合
この場合、400万円が相場のようです。しかし、実力や業績に応じて600~700万円以上稼ぐ行政書士もいます。
営業力がある(自分で仕事を取ってくることができる)行政書士は年収が高い傾向があります。
副業・兼業の場合
副業・兼業は、本職である就職先での収入によっても変わってくるので、一概にはいえませんが、案件ごとの報酬は数千円から数十万円です。
その人の頑張りによって、年収には数十万~100万円ほどの差が現れるでしょう。本業の収入が安定していれば、副業で稼いで盤石な生活を送れますね。
独立開業の場合~行政書士独立1年目の年収~
独立開業したら、平均年収は500万円~1000万円以上になります!
しかし、開業直後は大変ですし、稼げる人と稼げない人では雲泥の差があります。
営業力が高く、行政書士の仕事がどんどん入ってくる人気の行政書士になれば年収2,000万円以上も夢ではありません。
独立後1年目については、だいたい200万円~300万円が一つの目標と言えます。開業後はまず事務所の認知度向上を行なっていく必要があるので、安定して500万円以上稼いでいくには2~3年は「種をまく」時期として考えてください。
開業して、うまく仕事が入ってくれば収入は青天井です。新しく行政書士を雇用すればさらに収入は増加するでしょう。
このように行政書士の資格を最大限活用し、ビジネスを広げて行けるかが開業後求められるスキルと言えます。
ちなみに僕も今、社労士事務所開業に向けて準備を進めています。
全体的にみて、着実に経験と実力をつければ、行政書士は「稼げる職業」といえます!
このように色々な形態の行政書士がいる中で平均300万円~500万円と言われています。
やはり、行政書士の試験に合格して、何年かは行政書士事務所などで勤務しながら仕事を覚え、独立すれば夢がある仕事だと思います。
行政書士の仕事内容と年収まとめ
行政書士について、掘り下げて説明してみました。
行政書士の仕事は業務の幅が広く、多くの人を助けることができる資格です。
デジタルトランスフォーメーション(DX)が叫ばれる中でも、行政書士が行なうことが出来る官公庁への手続きはなくなることは無いですし、デジタル化が進めば進むほど手続きに対する煩雑さが浮き彫りになり、ますます行政書士の需要が高まっていくでしょう。
この記事をきっかけに、みなさんの「行政書士になりたい!」という気持ちが固まったのならこれほど嬉しいことはありません。
行政書士試験の対策方法やさまざまな通信講座については、他の記事で徹底解説していますので、ぜひ他の記事もご覧ください。
行政書士を目指す皆さんを最大限バックアップできるように今後も良質な情報をお届けします。