こんにちは、ひのです。
このページでは、公認会計士の通信講座を徹底比較しながら、どの講座がおすすめなのかについて解説していきます。
公認会計士の資格が気になっているあなたは、このような疑問を感じるかもしれません。
公認会計士は、社会人がステップアップのために取得する人気の国家資格です。しかし、取得難易度が非常に高いのが特徴。
令和5年の公認会計士の最終合格率は、なんと7.6%とかなりの狭き門となっています。
来年の試験で絶対に合格したいと思って、合格実績がある通信講座を利用しようとしたものの、どの講座を選べばいいのかわからないと、最初の一歩を踏み出すのに躊躇してしまいますよね。
せっかくなので、自分に合う正しい通信講座を選びたいですよね。
そこで、本記事では公認会計士の通信講座はどれがおすすめなのか、費用や合格実績などの面から徹底比較します。
通信講座を利用するメリット・デメリットや選び方のポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
記事を読むのはめんどくさいから、とにかく公認会計士の通信講座のおすすめを教えてほしい!という方には、
をおすすめしています。
通信講座のそれぞれの特徴はもちろん、費用面や合格実績、サポート体制の面からも徹底的に比較をしています。
通信講座の選び方にも言及しているので、ぜひ参考にしてください。
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この記事の筆者の信頼性
私はひのと申します。令和元年(2019年)に3度目の受験で社労士試験に合格しました。
今回は公認会計士になりますが、同じ士業資格として共通する部分も多くあるので、通信講座の特徴や選び方についてしっかり解説します。
僕も通信講座を受講して難関国家資格に合格したので、国家資格における通信講座選びの重要性はとても理解しています。
アナタに合う通信講座選びのため、ぜひ最後までお付き合いください。
2024年度の公認会計士試験が終了!お疲れ様でした。
2024年(令和6年)8月16日〜18日の日程で、2024年度の公認会計士論文式試験が実施されました。
受験された皆さま、本当にお疲れ様でした。
公認会計士の論文式試験は3日間の長丁場です。最終日には、これまで一生懸命頑張ったことを思い出したり、終わったら何しようかなとか考えたりといろいろなことが頭によぎります。
特別な感情が宿るのであれば、その日まで真剣に公認会計士の試験に取り組んだ証の現れと言えるでしょう。
まずは、努力した自分を精一杯労ってくださいね。
試験の手応えをあまり感じられなかった人は、今日からまた来年の公認会計士の試験勉強がスタートします。
うまくできなかった人は反省しつつ、必ず来年は合格するという気持ちとともに合格するための対策を取っていきましょう。
公認会計士に合格するのに独学は難しい?
自分で参考書を購入して、試験に挑むことを独学と言います。超難関試験と言われる公認会計士を独学で合格するのは可能なんでしょうか。
結論から申し上げると、公認会計士の独学合格は『非常に難易度が高い』と言えます。そこで、まずは公認会計士の独学合格が難しい理由を解説します。
1つずつ見ていきましょう。
公認会計士は試験範囲が広く、内容が専門的
公認会計士の試験範囲は、かなり広いのが特徴です。
公認会計士の試験範囲は以下のとおりです。
監査論と企業法は重なるため、両者を含めて7科目の試験となります。
また、一つひとつの科目が専門性の高い内容が問われ、試験範囲も広いことからすべての内容を学ぶには膨大な時間がかかるのが特徴。
的を絞って勉強できればまだよいのですが、独学ではその判断が難しいため現実的ではありません。
試験範囲が広く、内容も専門的で的を絞るにも絞りきれないことが、独学で公認会計士に合格するのが難しい理由の1つと言えます。
予備校に通学して勉強したり、通信講座を受けるのが合格への最短ルートと言えるのではないでしょうか。
公認会計士は論文式試験の対策がめっちゃ難しい
独学では論文式試験の対策が難しく、挫折する可能性が高くなります。
短答式試験は解答が決まっているため、アウトプット量を増やせば点数が伸びる傾向にあります。
ただし、問題は論文式試験です。この試験では、一概にアウトプット量を増やせば点数が伸びるという性格の試験ではありません。
記述内容を誰かに添削指導してもらわないと正しい記述方法が身につかないため、自分だけで勉強を進める独学では限界があります。
論文式試験対策としては専門講師の指導を受けた方が効率的と言えるでしょう。
論文対策などのサポートがしっかりしている通信講座が必要です。
公認会計士の通信講座を利用するメリット
ここまで、公認会計士に合格するのに独学では難しい理由について解説してきました。
・試験範囲がかなり広く、内容が専門的
・論文式試験の対策がめっちゃ難しい
公認会計士試験はこのように独学では難しいため、合格したいと考えている方には、通信講座の利用が必要不可欠という結論に達しました。
ではここからは、公認会計士の通信講座を利用するメリットについて解説していきます。
1つずつ見ていきましょう。
働きながら勉強がしやすい
働きながらでも勉強がしやすいのが、通信講座を利用するメリットの1つです。
通信講座では、講義動画やアプリでの問題演習ができるようになっており、スキマ時間でも勉強がしやすい工夫がされています。そのため、移動時間などもスキマ時間として勉強ができ、忙しい社会人でも勉強を続けることが可能です。
公認会計士試験を受けるからと言って、仕事を辞めて勉強するわけにはいかないですよね。なので仕事しながら勉強し続けるのは、本当に大変なことです。
僕も、働きながら社労士試験の勉強をしたので、痛いほど分かります。
だからこそ、働きながらでも勉強がしやすい通信講座を利用するのがおすすめという結論になりました。
予備校(通学)と比べると費用が安い
公認会計士は専門学校などの予備校に通学して勉強を進めることもできます。
しかし、通学講座は費用が高く、通信講座の方がコスパが高く勉強を進める事ができます。
まず、通学の場合は予備校に行くまでの交通費がかかります。自宅または会社から予備校までの距離にもよりますが、仮に毎月1万円程度だとしても1年間通うと10万円を超える支出となってしまいます。
そして、予備校に比べると通信講座の費用が安い傾向にあるのもメリットです。
自宅で効果的に予備校並みのノウハウが手に入る通信講座は、現在の公認会計士試験の勉強における主流の勉強と言えます。
コスパ良く受講したいと考えている人にとっては、少しでも費用を抑えられる通信講座の利用をおすすめしたいです。
最新情報が得られて安心して勉強ができる
公認会計士の通信講座は法改正にも対応した内容を提供しているため、最新の情報が得られます。
公認会計士に関連する最新の法改正については、公認会計士が登録する日本公認会計士協会のホームページに掲載されます。
独学でも定期的にチェックすれば気がつくかもしれませんが、忙しいサラリーマンが日々チェックするかといわれたら、あまり現実的ではありません。
通信講座を利用すれば、自分でチェックしなくても最新情報を講師が教えてくれます。
法改正の内容が試験で問われる可能性が高いです。貴重な情報源としても活用可能です。
そんな法改正などを気にしなくて勉強にまい進できる通信講座は、合格する為には必要と言えるでしょう。
公認会計士の通信講座を利用するデメリット
前章では、公認会計士の通信講座を利用するメリットについて解説しました。
しかし、公認会計士の通信講座を利用するのは、メリットだけではなくデメリットも当然あります。あらかじめデメリットを知った上で通信講座の利用を検討しましょう。
そこで、ここからは公認会計士の通信講座を利用するデメリットについて、考えてみたいと思います。
1つずつ見ていきましょう。
独学より費用がかかる
公認会計士の通信講座を利用するためには、どうしても費用がかかります。
独学の場合でかかる費用は、市販の参考書や問題集などがあります。費用がかかるといっても数万円程度で済みます。
しかし、本記事でも紹介する通信講座を利用する場合、かかる費用は約60万円となります。
できる限り費用をかけずに公認会計士に合格したいと考えている方にとっては、この費用をどう見るかがポイントと言えるでしょう。
モチベーションの維持が難しい
長期間勉強し続けるのはモチベーションの維持が難しく、課題の1つになります。
公認会計士の勉強は長丁場となり、受験期間は1.5〜2年が一般的です。
また、勉強時間の目安は3,500時間が一つの目安で、最短合格を狙う場合は2,500時間の勉強時間が必要ともいわれています。
勉強に専念できるならまだしも、仕事しながら勉強を同時進行しなければならないのは大変難しいです。
同僚や上司、友人から食事や遊びの誘いがあっても、1.5〜2年は勉強を優先する必要があります。
さまざまな誘惑に打ち勝つ強靭なメンタルを持ち合わせる必要があり、モチベーションを維持するためには各々で工夫が必要です。
通信講座が勉強を継続するためのサポートはしてくれますが、勉強するのは自分自身です。公認会計士に合格するまでモチベーションを維持できるのかが難しいと言えます。
サポート体制が通学より少ない
最近はサポート制度が充実している予備校もありますが、通信講座は通学と比べると対面ではないので質問がしにくいことが挙げられます。
オンライン上で質問したりアドバイスを求めたりすることはもちろん可能ですが、返答までのタイムラグが発生する可能性があります。(通常は翌日などに回答してくれます)
「わからないことがあれば、すぐに解決したい」と思っている方や、忙しく1分1秒も無駄にはしたくないと考えている方にとっては、サポート体制が少ないのは、デメリットと言えるでしょう。
ここまで、独学と通信講座をまとめてみると、
こんな感じになりますね。専門家がおすすめする通信講座として、このあとも読み進めてもらえたらと思います。
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公認会計士の通信講座を選ぶポイント
ここまで、公認会計士の通信講座を利用するメリットとデメリットについて解説してきました。
メリットとデメリットを踏まえた上で、公認会計士の通信講座を選ぶときは、何を基準にして選ぶとよいのでしょうか。
まず、公認会計士講座を選ぶ際に一番大切なことは、コレだと思っています。
自分に合った公認会計士通信講座を選ぶこと
では、どのような点を意識して、通信講座を選べば良いのでしょうか。通信講座選びで意識するのは次のような点です。
ここからは、自分に合う講座を見つけるためのポイントを解説します。
僕が考える、公認会計士の通信講座選びのポイントは、この3つです。
1つずつ見ていきましょう。
負担にならない費用か確認
公認会計士の通信講座を選ぶときは、無理のない支払いが可能で負担にならない費用で利用できるか確認しましょう。
先ほどもお伝えしたとおり、通信講座を利用すると受講料だけで約60万円ほどかかります。この費用は決して安い金額ではありません。
また、費用が高ければ高い分だけ合格できる確率が高まるものでもないため、通信講座は慎重に選ぶ必要があります。
通信講座には、いくつかコースにわかれている場合が多いので、コース内容と金額をよく見比べて選択していきます。
何年で合格したいか、など色んなコースがあります
また、通信講座には、早期申し込みや奨学金制度など費用が安くなる制度を期間限定で実施していることがあります。
お得な費用で利用できる期間に申し込むことで費用を抑えられるため、積極的に活用しましょう。
無料体験やサンプル教材を申し込む
通信講座の無料体験やサンプル教材があれば、積極的に申し込み、講座の雰囲気を掴みましょう。
費用に見合った講座内容なのか、継続して勉強できるのか、など自分で費用対効果を判断して通信講座を利用するかどうか決めましょう。
たとえば、無料体験を利用すれば講師との相性を確認できます。また、サンプル教材を申し込めば、普段使用する教材が見やすいかどうかも確認できます。
とくに、講師との相性は大事です。人それぞれ好みがあり、たとえ各予備校の人気講師だったとしても合わない可能性があります。
実際に講義動画を見てみると、以下のような感想を持つことがあります。
講師が合わないと、せっかく高い費用を支払って利用する通信講座が十分に満足できないままで終わってしまう可能性も……!
無料体験やサンプル教材を申し込んで、自分に合うかどうか確認しましょう。仮に自分に合う講座と出会う事ができれば、公認会計士合格への大きな一歩を踏み出せたと言えるでしょう。
自分に合ったカリキュラムを探す
自分に合うかどうかは、講師や教材だけではなくカリキュラムにも言えます。
各予備校にはさまざまなコースが用意されています。自分に合ったカリキュラムを探しましょう。
予備校ごとにコースの名称は異なりますが、カリキュラムは、以下のように分類されていることが多くなっています。
通信講座のカリキュラムの種類(一例)
種類 | ターゲット |
---|---|
初学者向けコース | ・これから公認会計士の勉強を始める人 ・勉強に専念できる人 |
学習経験者向けコース | ・基礎は身についている人 ・1回以上公認会計士試験を受けた人 |
有識者向けコース | ・司法試験など他の資格を有している人 |
仕事・学業両立コース | ・社会人 ・仕事のスキマ時間を使って勉強したい人 |
学生専用コース | ・高校生、大学生、専門学生など |
たとえば、初学者が学習経験者向けのコースを選んでしまうと、基礎を理解した上での講義になる可能性があるため、講義内容をきちんと理解できない可能性があります。
逆に、学習経験者が初学者向けのコースを選んだ場合は、内容に物足りなさを感じる人もいれば、改めて基礎からやり直したい人もいる可能性があり、通信講座を利用する目的によって変わってくるでしょう。
通信講座を利用する目的をきちんと決めてから、カリキュラムを選ぶことをおすすめします。
今回解説した3点を注目してもらえれば、自分に合う通信講座を選べる可能性がグッと高くなりますよ。
公認会計士のおすすめ通信講座を徹底比較!
ここまで、公認会計士の通信講座を選ぶポイントを解説しました。
公認会計士の通信講座は、さまざまな予備校から提供されています。
ここでは、「費用」「合格実績」「サポート体制」の3つの側面において、どの予備校がおすすめできるか徹底比較します。
今回、比較対象とする通信講座の予備校は、以下の5社です。
あなたが重視している要素とマッチした通信講座を選ぶようにしましょう。
公認会計士講座を費用面で選ぶならLEC
費用面で選ぶのであれば、LECがおすすめです。
予備校ごとの費用
予備校 | 費用(通信講座名)※税込価格 |
---|---|
CPA | 660,000円(1年スタンダードコース) |
クレアール | 520,000円(1年合格全力投球コース) |
大原 | 740,000円(1年初学者合格コース) |
LEC | ・278,000円(短答合格コース) ・268,000円(論文式試験対策コース) ※対象試験に一発合格したら論文コースが5,000円で受講可能 |
TAC | 600,000円(基礎フルパック上級本科生) |
単純な費用面だけでいえば、LECとクレアールがほぼ同等の価格です。CPA、大原、TACは比較的高めな料金設定となっています。
ただ、LECでは指定の短答式試験に一発合格した場合は論文コースが5,000円で受講できるため、費用面を重視する方はLECを選ぶのがおすすめです。
LECの講座が安くできる理由は、以下のような理由があげられます。
【LECの講座が安い理由】
・通学講座を収録したものをそのまま通信講座にも活用
・教材の印刷と梱包を自社で実施、高品質教材を安く提供できる
費用面を重視すればLECですが、無料体験もありますので自分に合ったカリキュラムかどうかなど総合的に判断して選びましょう。
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公認会計士試験の高い合格率を誇るのはCPA
合格実績で選ぶのであれば、CPAがおすすめです。
予備校ごとの合格実績
予備校 | 合格実績(2023年公認会計士試験) |
---|---|
CPA | 786名 |
TAC | 345名 |
大原 | 308名 |
LEC | 非公表 |
クレアール | 非公表 |
2023年公認会計士試験の合格者数は1,544名なので、2人に1人はCPAの受講生です。
CPAの他に合格者数を公表している大原、TACで2023年公認会計士試験の合格者のほとんどを占めることになります。
クレアールとLECは、公式サイトで合格者数を公表していません。
通信講座を選ぶにあたって、合格実績は重要な参考資料となります。高い費用を払って通信講座を利用するので、合格できる確率が高い予備校を選ぼうとするのは自然なことです。
ただし、通信講座を利用する人が多ければ多いほど合格者が増える確率は高くなります。そのため、合格者数だけでなく「講座受講者に対しての合格者数の割合」までわかるのが理想です。
この点、CPAの通信講座の受講者数は公表されていませんが、2023年公認会計士試験の合格者の半数以上がCPAの受講者という事実に加えて、公表している2つの予備校の合格者数を足してもCPAの合格者数には及びません。
以上から考察すると、CPAの合格実績はかなり優秀なものだと考えられるでしょう。
合格実績を重視する方であれば、CPAを選ぶのがおすすめです。
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サポート体制|充実したサポートが欲しい人はTAC
各通信講座が、受験生に対してさまざまなサポートを提供しています。その中で、サポート体制が充実しているのはTACと言えるでしょう。
予備校ごとのサポート体制
予備校 | サポート体制 |
---|---|
CPA | ・講師に、個別で質問相談が可能 ・講師オープン面談の実施 ・24時間全ての科目の質問対応 ・デジタル教材に対応 ・合格者に論点質問や学習相談が可能 ・ワンクリック講師相談会 ・受講生交流会やイベントを数多く開催 ・合格後の就職、転職サポート |
クレアール | ・担任制 ・万全の質問体制(電話、メール、Skype) ・学習ガイダンス動画(月一回) ・各種成績表の随時発行 |
大原 | ・電話やZoomなどによる質問対応 ・演習や模試の個人成績表の閲覧可能 ・「公認会計士情報誌コンパス」にて、受講生に役立つ情報を発信 ・入学オリエンテーション ・担任制 ・途中入学随時入学対応 ・スクーリング |
LEC | ・デジタル教材に対応 ・「教えてチューター」で24時間質問可能 ・Myページから成績の閲覧や情報収集が可能 |
TAC | ・各種セミナーイベントを多数開催 ・受講生限定の交流会の開催 ・Zoomを使用したオンライン自習室開催 ・メールでの質問(24時間可能) ・LINEオープンチャットで質問可能 ・学習あんしんサポート窓口の設置 ・デジタル学習対応 ・全国の校舎の自習室利用が可能 ・入門期に選択科目の選び直しが可能 ・日商簿記1級や税理士受験(簿記・財表)の大幅割引で申込可能・成績上位合格者に対して、順位に応じて合格祝賀金を進呈 ・合格返金サポート ・受講生の内定獲得までのサポート ・SNSでの情報発信 ・YouTubeで受験に役立つ動画を配信 |
受講生からすれば、わからないことがあればすぐに解決したいと考えるのが一般的です。そのため、講師やチューターにいつでも(できれば24時間体制)質問できる体制が整っている通信講座を選びたいです。
また、受講生同士の交流があったり合格後の就職サポートがあったりすると、より一層のサポートの充実感があります。
以上から、公認会計士の通信講座を用意している5校の中でサポートが充実している予備校を選ぶのであれば、TACがおすすめです。
サポート内容は、他の4つの予備校に比べるとTACのサポート体制の充実さが目立ちます。また、各通信講座のホームページを見て、どのようなサポート体制があるのかわかりやすいと受講生は安心するでしょう。
公認会計士のおすすめ通信講座を徹底比較
ここまで、公認会計士のおすすめ通信講座を徹底比較しました。
「費用」で選ぶのであればLEC、「合格実績」で選ぶならCPA、「サポート体制」で選ぶならTACの通信講座がおすすめです。
ここからは、3つの面から比較した公認会計士の通信講座を1つずつ解説していきます。
CPAの公認会計士通信講座
CPAは、公認会計士試験に特化した通信講座です。
CPAは高い合格実績には定評があり、2023年の公認会計士試験では合格者数1,544名のうち786名がCPAの受講生でした。合格者の半数以上がCPA出身という計算になります。
CPA公認会計士講座
項目 | 内容 |
おすすめ講座の費用 | 660,000円(1年スタンダードコース) |
合格者数(2023年公認会計士試験) | 786名 |
おもなサポート体制 | ・講師との1対1の個人面談 ・オープン面談 ・24時間すべての科目の質問対応 |
教材 | ・テキストに重要度ランク付け ・毎年改訂を実施 ・図解の使用頻度が高い ・デジタル学習対応 |
講師 | 自分で好きな講師を選べる |
奨学金制度 | CPA奨学金制度 |
公式サイト | https://cpa-net.jp/ |
CPAの特徴は「効率性」を重視していることです。
効率性を追求していった結果が、高い合格実績につながっているのでしょう。具体的な特徴は、以下の4つです。
【CPAのサービスの特徴】
・テキスト内のすべての論点に「本試験出題可能性」を付している
・デジタル教材に対応しているため、時間や場所を問わず学習できる
・複数の講師から自分に合う講師を選べる
・常時質問対応しているサポート体制
CPAは、日々の仕事で忙しくしている中のスキマ時間を使って公認会計士の試験勉強したい人や、高い合格実績を誇る予備校の通信講座を利用したい人におすすめです。
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クレアールの公認会計士通信講座
クレアールは、通信講座に特化した公認会計士試験の予備校です。
通信講座に特化していることから、教室運営にかかる設備費や人件費がかかりません。そのため、他の予備校に比べ比較的安い費用で講座を利用できます。
クレアール公認会計士講座
項目 | 内容 |
おすすめ講座の費用 | 520,000円(1年合格全力投球コース) |
合格者数(2023年公認会計士試験) | 非公表 |
おもなサポート体制 | ・担任制 ・電話、メール、Skypeで質問可能 ・学習ガイダンス動画配信 ・各種成績表の随時発行 |
教材 | ・非常識合格法に基づいた、合格に必要な範囲に絞られたオリジナルのテキスト ・デジタル学習対応 |
講師 | 受験指導が10年以上の講師が中心 |
奨学金制度 | インターネット特待生 |
公式サイト | https://www.crear-ac.co.jp/cpa/ |
クレアールのおもな特徴は、以下の4つです。
非常識合格法とは、膨大な試験範囲の中から学習範囲を限定し、合格に必要な情報と知識に絞って学習するクレアール独自の学習方法です。
試験範囲すべてを網羅する必要がないため、効率的かつ質の高い学習で合格を目指せます。また、講義や教材は1講義30分でデジタル学習に対応しているため、仕事中のスキマ時間などを利用して学習可能です。
そして、クレアールは担任制を採用していて、受講生一人ひとりに寄り添って対応してくれます。
以上から、クレアールは仕事と勉強を両立しておこない、受講費用を少しでも抑えて効率よく公認会計士に合格したい人に向いていると言えるでしょう。
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大原の公認会計士通信講座
大原は「一発合格主義」を掲げている、業界最大手の予備校です。
2006年~2023年まで9,566名の合格者を輩出しており、確かな実績と信頼があります。
大原公認会計士講座
項目 | 内容 |
おすすめ講座の費用 | 740,000円(1年初学者合格コース) |
合格者数(2023年公認会計士試験) | 308名 |
おもなサポート体制 | ・入学オリエンテーション ・担任制 ・途中入学随時入学対応 ・電話やZoomなどによる質問 ・相談対応 |
教材 | ・受験指導のプロが作成した教材で、合格に必要な情報のみ網羅 ・大原オリジナルテキスト ・短答合格ツール ・論文合格ツール ・デジタルツール |
講師 | ハイレベルな受験指導ができるプロフェッショナルな常勤講師陣が中心 |
奨学金制度 | 選抜特待生試験 |
公式サイト | https://www.o-hara.jp/course/kaikeishi |
大原は、資格取得後の就職サポートが充実しているのが特徴です。
全国展開していて予備校だからこそできるサポートで、資格取得後の就職まで手厚くサポートしてもらえます。
また、通信講座を受けていても、通学講座に無料で参加できる制度もあります。モチベーション維持や他の受講生との交流などに活用可能です。
以上のことから、大原は確かな実績を有する予備校を選びたい人や、初学者でも充実したサポートを受けたい人に向いていると言えるでしょう。
LECの公認会計士通信講座
LECは、本記事で紹介している通信講座の中ではもっともコストパフォーマンスが高いことが特徴の通信講座です。
他の通信講座と大きく異なるのは、短答式講座と論文式講座が明確に分けられていることです。
LEC公認会計士講座
項目 | 内容 |
おすすめ講座の費用 | ・278,000円(短答合格コース) ・268,000円(論文式試験対策コース) ※対象試験に一発合格したら論文コースが5,000円で受講可能 |
合格者数(2023年公認会計士試験) | 非公表 |
おもなサポート体制 | ・デジタル教材に対応 ・「教えてチューター」で24時間質問可能 ・Myページから成績の閲覧や情報収集が可能 |
教材 | 過不足のない知識と情報が詰まったテキスト |
講師 | 科目別専門講師制(入門講座〜上級講座まで一貫して各科目につき1人の講師が教える) |
奨学金制度 | 特別奨学生試験 |
公式サイト | https://www.lec-jp.com/kaikeishi/ |
また、LECの特徴として費用の安さがあげられます。
短答式試験と論文式試験のコースを両方合わせれば約55万円になるため、クレアールと同じくらいの費用となります。
しかし、短答式試験と論文式試験どちらかに絞って通信講座を利用したい人にとっては格安で利用が可能です。
期間限定で早割キャンペーンを実施していることもあり、さらに安く利用できます。対象試験に一発合格したら論文コースが5,000円で受講できるのも魅力です。
以上のことから、LECはできる限り費用を抑えて通信講座を利用したい人や、「まずは短答式試験に合格したい」といったように初期費用を抑えたい人に向いていると言えるでしょう。
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TACの公認会計士講座
TACは大原と並んで、資格取得の予備校として業界最大手と言える予備校の一つです。
2006年~2023年まで10,062名の合格者を輩出しており、業界初の合格者数1万人突破の実績があります。
TAC公認会計士講座
項目 | 内容 |
おすすめ講座の費用 | ・600,000円(基礎フルパック上級本科生) ・750,000円(1.5年L本科生) |
合格者数(2023年公認会計士試験) | 345名 |
おもなサポート体制 | ・学習イベント、質問体制、学習環境など、他の予備校と比べても充実のサポート体制 ・ホームページで受講生向けのサポート内容がわかりやすく記載されている ・デジタル教材に対応 |
教材 | ・合格者講師陣が作成している、無駄なく効率的な教材 ・受講生の視点に立って作られた教材 |
講師 | 公認会計士試験に合格した優秀な講師のみを厳選して採用 |
奨学金制度 | 奨学生選抜試験 |
公式サイト | https://www.tac-school.co.jp/kouza_kaikei.html |
TACは他の予備校と比べると、比較的費用が高いと言えます。
ただし、受講生のサポート体制は充実していることやこれまでの合格実績などを考えると、費用に見合ったサービスを受けられるとも考えられます。
また、講師全員が公認会計士試験に合格している者で固められているのもTACの特徴です。
1.5年〜2年かけて合格を目指すコースが用意されていることからも、初学者であっても時間をかけて勉強すればしっかりと知識が身につくでしょう。
以上のことから、TACはじっくりと時間をかけて質の高い講義と教材で勉強したい人や講師の質にこだわりたい人に向いていると言えるでしょう。
公認会計士に合格する通信講座の活用方法
ここまで、公認会計士のおすすめ通信講座を紹介しました。
公認会計士に合格するためには、通信講座を上手に活用する必要があります。そこで、ここからは公認会計士に合格するための通信講座の利用方法について解説します。
1つずつ見ていきましょう。
通信講座のテキスト、問題集はすべてやりきる
まずは、与えられたテキスト・問題集をすべてやりきりましょう。
通信講座のテキスト・問題集だけでは満足せず、市販されている問題集に手を出したくなる人もいるかもしれません。
しかし、何より大事なのは同じテキストを繰り返し読むことや、同じ問題を何度も解くことです。
継続して同じことを繰り返すことで、ようやく知識として定着していきます。
通信講座を利用するにあたって最優先にすることは、与えられたテキスト・問題集をすべてやりきることです。スケジュールを立てて計画しながらやっていきましょう。
どうしても追加したいのであれば、通信講座のテキスト・問題集を終わらせてからにしてください。
Webのツールを使いこなす
最近の通信講座では、講義動画やアプリで問題が解けるものもあります。
デジタル教材などのWebツールを使いこなせれば、スキマ時間を有効活用できるでしょう。
たとえば、CPAでは「Web講義アプリ」というデジタル教材があります。
理解が足りない部分をもう一度見返したいときや、講義を倍速視聴にしてスキマ時間に学習を進めることも可能です。
また、TACでも「デジタル教材アプリ」を導入しています。アプリがあれば、一度ダウンロードしたデータはオフライン環境でも閲覧可能です。
Webツールを使いこなせば、電波が届かない場所や外出先でも接続環境を気にせずに勉強できます。
せっかく使えるツールなので、積極的に活用していきましょう!
サポートサービスは徹底的に利用する
各通信講座が提供しているサポートサービスは、徹底的に利用しましょう。
通信講座は講師と対面で受講するものではないため、わからないことがあってもすぐに質問できなかったり、わからないまま先に進んでしまったりすることが考えられます。
公認会計士試験に合格するためには、わからないままで終わらせないことが非常に大事です。
通信講座ごとに独自のサポートサービスが用意されているため、どのようなサポートが受けられるのかは事前に調べておくことをおすすめします。
ただ、テキストや問題集を与えられて、仕事の合間に講義を受けたり問題集をこなしていったりすると、案外サポートサービスのことを忘れがちになる人もいるでしょう。
利用した方がいいとわかっているにもかかわらず利用しないことがあるのは、その通信講座にどのようなサポートサービスがあるのかわからないままでいるからだと考えられます。
充実したサポートを受けたいと考えているのであれば、どのようなサポートが受けられるのかすぐにわかる通信講座を選ぶようにしましょう。
公認会計士のおすすめ通信講座でよくある質問
ここまで、公認会計士に合格するための通信講座の利用方法について解説しました。
では最後に、公認会計士のおすすめ通信講座でよくある質問について解説します。通信講座を利用している人の多くが思うことなので、あらかじめチェックしておきましょう。
1つずつ見ていきましょう。
公認会計士は働きながらでも合格できる?
働きながらでも、公認会計士試験に合格できます。
2023年公認会計士試験の合格者の職業は、以下のとおりです。
2023年公認会計士試験職業別合格者
職業(区分) | 合格者数(名) |
学生 | 867 |
無職 | 289 |
会社員 | 117 |
専修学校・各種学校受講生 | 114 |
会計事務所員 | 81 |
データを見る限り会社員でも公認会計士試験に合格しているため、働きながらでも合格できます。ただし、働きながら公認会計士を目指すためには、仕事と勉強を両立していく必要があります。
忙しい社会人にとって、勉強の時間を確保することは簡単ではありません。
社会人は学生のように時間が確保できないため、いかにして時間を有効活用するか考えて勉強することが大事です。
効率的な学習を進めるためには、通信講座の利用が一番おすすめと言えるでしょう。
僕も会社員をしながら合格できたので、ぜひ通信講座を活用してチャレンジしてみてください。
公認会計士の合格に必要な勉強時間は?
公認会計士試験に合格するために必要な勉強時間は、各通信講座のコラムなどで紹介されています。
平均すると、約2,500時間〜3,500時間と考えてよいでしょう。
1,000時間も振り幅があるのは、受験回数の違いによって勉強時間が異なるためです。仮に、1日に5時間勉強するペースでは、約1.5年〜2年は勉強しないといけないことになります。
もし、社会人が公認会計士合格に全力投球して1年で合格しようとするのであれば、1日10時間程度の勉強が必要となります。
なかなか現実的ではない数字ではないですよね。。。
少なくとも、独学で勉強して1年で合格するのはかなり難しいといわざるを得ません。
通信講座を利用してスキマ時間を有効活用して勉強しながら、1.5年〜2年で合格する計画を立てるのがおすすめです。
1年間独学で勉強して合格できなくても、あまり落ち込まず切り替えて臨むといいでしょう。ただ、短期合格を目指す通信講座もあるので、そちらも検討してみてください。
通信講座に向いている人はどんな人?
通信講座に向いている人は、以下のような人です。
・仕事が忙しくて、通学が難しい会社員
・自宅や職場から予備校が離れていて通えない人
・自宅で勉強するのが苦ではなく、慣れている人
・1円でも安く資格取得するための講座を受けたい人
・時間や場所を問わず、自分のタイミングで勉強したい人
一方で、仲間を作って一緒に励まし合いながら勉強したい人や、臨場感ある教室で講義を受けた方がモチベーションの維持がしやすい人は、通信講座に向いていない可能性があります。
自分の性格や勉強スタイルを加味して、通信講座を利用するか検討してください。
公認会計士試験の申し込みや試験日はいつ?
2025年(令和7年)の公認会計士試験は、以下のとおりに実施される予定です。
2025年公認会計士試験スケジュール
試験 | 試験日程 | 願書受付期間 | 合格発表日 |
第Ⅰ回短答式試験 | 2025年12月8日 | 2025年8月23日〜2025年9月12日 (インターネット出願) | 2026年1月17日 |
第Ⅱ回短答式試験 | 2026年5月25日 | 2026年2月3日~2026年2月25日 (インターネット出願) | 2026年6月20日 |
論文式試験 | 2026年8月22日~2026年8月24日 | ー | 2026年11月21日 |
2026年試験の出願より、インターネット出願のみの受付に変更となります。
書面出願はできないため、注意が必要です!!
2025年公認会計士試験の申込方法は、以下のとおりです。
せっかく勉強を進めても申し込みを忘れると元も子もないので、申込期間もしっかり確認するようにしましょう。
まとめ
本記事では公認会計士の通信講座はどれがおすすめなのか、費用や合格実績などの面から徹底比較しました。
社会人は学生と違い時間の確保が難しいことや仕事と勉強の両立が大変なため、独学で公認会計士試験に合格するのは難しく、通信講座の利用をおすすめします。
公認会計士のおすすめ通信講座は、以下5つです。
【公認会計士のおすすめ通信講座】
・CPA
・クレアール
・大原
・LEC
・TAC
その中で、項目ごとに徹底比較すると以下のとおりです。
・費用面で選ぶのであれば:LEC
・合格実績で選ぶのであれば:CPA
・サポート体制の充実さで選ぶのであれば:TAC
ぜひ本記事を参考にしていただき、自分に合った通信講座を選んで合格を目指してください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
【講師の特徴】
・早口で何を言っているのかわからない
・板書が見にくいから、もう少し丁寧に書いてほしい
・淡々と喋ることが多くて、眠くなる