行政書士を本気で目指すみなさん、こんにちは!
みなさんは「独学」で参考書や問題集を本屋さんなどで購入し、行政書士試験に合格しようとチャレンジしている人たちだと思います。
行政書士試験の勉強については、以下の3つのパターンがあります。
①各予備校に「通学」して勉強する。
②各予備校が開講している「通信講座」を受講し、家で勉強をする。
③専門のテキストを買って「独学」で勉強する。
今回は③の「専門のテキストを買って独学で勉強する」というアナタにフォーカスしてお送りしたいと思います。
①の予備校を検討している方は、以下のページも参考にしてください。
②の通信講座を検討している方は、以下のページも参考にしてください。
関連記事:【おすすめ】行政書士通信講座比較ランキング!専門家が評判を徹底解説
まず、独学で行政書士試験を勉強する人はこんな悩みがあるのではないでしょうか。
といったところでしょう。
これらの悩みは、行政書士試験合格を独学で目指す人なら誰もが頭を抱えるものばかりです。そこでこのページでは、そんな悩みを解決するために、
していきます。
行政書士試験用のテキスト選びについて何も知らない人でも理解できるように、「具体的で」「わかりやすい」記事を心掛けています!
ぜひ、最後までお付き合いください。
まず、結論から言いますと、独学での行政書士に合格するにはかなり難易度が高いです。そして当サイトとしては最短で合格を目指せる通信講座での勉強が不可欠だと思っています。
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この記事の執筆者の信頼性
僕はひのと言います。
3度の社労士試験受験、2年半の試験勉強を経て令和元年度社労士試験で合格しました。
長きにわたる士業の受験勉強を経験し、試験で抑えるべきツボと、必要な対策は理解しています。自身の経験の良かったなと思うところと後悔したところなどを踏まえて解説させていただきます。
僕の場合はユーキャンの通信講座の他に市販のテキストも購入して試験に臨みました。市販のテキストの良し悪しは少し理解しています。
行政書士部門の記事については、法律専門家監修済み。
自分に合う行政書士独学テキスト教材の選び方
まず、自分にピッタリの行政書士テキストを選んでもらうために大切なことを解説します。最初に、テキストを選ぶときの注意点を2つ紹介します。
【行政書士テキスト選びの注意点】
・解説が豊富なものを選ぶ
・インプット用の「基本書」と、アウトプット用の「問題集」をそれぞれ買う
それぞれについて、解説していきます。
解説が豊富なものを選ぶ
専門テキストでの独学では、これが大切になってきます。具体的には、
・判例(事例)
・暗記必須条文
・図解や暗記ポイントの整理
この3つが載っているものが望ましいです。
先生に教わることなく独学するみなさんにとって、表面的な解説が詳しいことはもちろん重要です。しかし、そこで理解したことを確認したり、暗記しやすくしたりするような工夫がないと、特に初学者の記憶は定着しません。
判例は、重要なポイントをおさらいできて、しかも事件を取り扱っているので記憶に残りやすいです。
また、暗記必須条文が載っていることもマストです。行政書士試験はもとをたどれば法律の問題なので、法律(条文)が重要になります。
図解や暗記ポイントがあれば、どこを重点的に勉強すればいいのか分からない初学者や試験未経験者も、効率的に勉強できます。
分厚くて重い六法や判例集を持ち歩くのは、金銭的にも体にも負担です。また、自分が勉強を継続できるテキストを選ぶようにしましょう。
インプット基本書とアウトプット問題集をそれぞれ買う
行政書士試験に限らず、勉強は「インプット」と「アウトプット」の繰り返しが大切です。なので、テキストを選ぶ時にも、両方できるように注意しましょう。
インプット用の基本書、アウトプット用の問題集、過去問題集を選ぶ時にも、先ほど解説した『解説が豊富なもの』を意識して選んでください。
自分に合ったものを選ぶことができたのなら、何冊も買う必要はありません。
行政書士独学のおすすめテキストはコレ!
本屋さんに行くと、たくさんの行政書士試験対策用のテキストを目にすると思います。ここからは、数ある行政書士試験対策用のテキストの中でも特に有名で評判の良いテキストをいくつか紹介します。
この中に、あなたの未来の相棒となるテキストがあることでしょう!
行政書士インプット用「基本書」編
まずは、インプットや知識の確認に使う基本書から、僕がオススメするものをいくつか紹介します。
うかる!行政書士総合テキスト(伊藤塾)
行政書士試験対策用テキストの定番とも言われる、伊藤塾の「うかる!行政書士総合テキスト」を紹介します。
伊藤塾のテキストのポイントは、なんといってもこの3つでしょう。
まさに、さっき解説したテキスト選びで重要なことを押さえています。
章ごとに確認問題もついており、とても読みやすいのも特徴です。どうしても迷った時はこのテキストにしておけばいい、と言えるほど使いやすいテキストになっています。
まずは一番比較対象とすべきテキストと言えるでしょう。
また伊藤塾は法律関係の試験の指導を長年行ってきた実績から、通信講座も展開しています。合格後の実務面のサポートなども充実しています。また通信講座では合格に向けて正しいボリュームのカリキュラムで勉強ができるので、安心して勉強を進められます。
↑法律資格専門の伊藤塾↑
合格革命 行政書士基本テキスト(早稲田経営出版)
「合格革命 行政書士基本テキスト」は、行政書士対策の売れ行きランキングで、基本書の中では常に上位の超人気のテキストです。
このテキストも、先ほどの「うかる!行政書士総合テキスト」と同じく、3つのポイントをしっかり押さえています。
それに加え、行政書士試験研究会が過去問の出題傾向を徹底的に分析し、それをもとに作成しているので、試験本番で点を稼ぎやすいテキストになっています。
ページ横の注釈などには、「受験テクニック」といった役立つ情報もたくさん書かれています。
人気の理由がわかる充実度ですね!独学受験者には強い味方です!
これまで紹介した2つはとても使いやすく、最高のテキストです。しかし、「法律を勉強すること自体が初めて」という初学者には、少し難しい内容になっています。そこで初学者は、先ほど紹介した2冊に手をつける前に、次に紹介するテキストを使うことをオススメします。
うかる!行政書士入門ゼミ
さっき紹介した伊藤塾のテキストと同じシリーズのテキストになります。こちらでは「行政書士試験とは何か」というところから「学習に必要な法律の全体像」が網羅的に説明されています。
合格までのモデルプランなども載っていて、初学者にはコレしかない!と言える一冊です。読んでいても先ほどの2冊に比べたら文章も易しい感じでおすすめです。
伊藤塾は法律関係の試験の指導を長年行ってきた実績から、受験生のレベルに応じた通信講座を展開しています。合格後の実務面のサポートなども充実しています。
また通信講座では合格に向けて正しいボリュームのカリキュラムで勉強ができるので、初学者でも安心して勉強を進められます。
↑法律資格専門の伊藤塾
行政書士アウトプット用「問題集(過去問題集)」編
続いて、アウトプットに使う問題集(過去問題集)を紹介します。
うかる!行政書士総合問題集
伊藤塾の「うかる!」シリーズの問題集です。この問題集の特徴は、以下の3つです。
・重要過去問題とオリジナル問題で構成されている
・全科目を網羅的に押さえている
・問題ごとに優先度が示されている
これを買ってしまえば他の問題集は買う必要がなくなるほどの充実度です。特に、優先度が示されているので、実際に問題を解くときにとても取り組みやすいです。
合格革命 行政書士 一問一答出るとこ千問ノック
こちらも有名な合格革命シリーズです。これは過去問題集ではなく、全てオリジナル問題のため、これから出題される可能性のものばかり出題されています。
サイズがコンパクトで、章ごとにポイントが整理されているので、インプットの節目の軽いアウトプットに最適と言えます。
基本書と問題集で同じシリーズを使うと、学習がスムーズなので意識して購入しましょう!
テキストを使ったおすすめの行政書士独学勉強法
僕が考えるテキストを使ったおすすめの行政書士試験勉強法を紹介します。
- 章ごとにインプットとアウトプットを繰り返す
これは基本中の基本です。基本書を使ってインプット、章が終われば問題集を使い問題を解いてアウトプット。これの繰り返しが重要です。
基本書を最初から最後まで読むのではなく、章ごとにしっかりアプトプットをして知識を定着させていきましょう。
- 自分に合ったテキストを最後まで使い通す
勉強を進めていくと、不安になって色々なテキストに手を出してしまいがちです。「隣の芝生は青い」と言いますが、そこは我慢しましょう。
色んなテキストに手を出してしまうと、かえって知識がバラバラになり、記憶に定着しにくくなります。
これは、テキストによって重要ポイントや整理の仕方が違うからです。
- テキストに書き込む
テキストは毎日使用して勉強するものです。なので、気づいたことや他で手に入れた情報などは、全てテキストに直接書き込んでください。書くことで、「見るだけ」の時よりも記憶に定着します。
不安でも、自分に合うテキストが見つかれば、それを何周も勉強して最後まで使い続けてあげましょう。テキストと一蓮托生です。
行政書士試験合格の最大の敵は「あきらめ」と言われています。勉強を継続できなければ参考書代がパーになってしまいます。もし勉強の継続性に不安を感じておられるなら通信講座の受講がおすすめです。
「伊藤塾行政書士講座」では、同じ受験生同士の繋がりを意識した取り組みなど行政書士試験に合格するためのメソッドがたくさんあります。ぜひ独学での勉強と一緒に検討してみてはいかがでしょうか。
↑法律資格専門の伊藤塾
まとめ
行政書士試験対策の際の独学用テキストについて解説しました。今回紹介したテキスト以外にも自分に合うと思ったテキストがあれば試してみてください。
当サイトでは、確実に行政書士試験に合格するために予備校が開講している「通信講座」と独学用のテキストの併用(ハイブリット)もおすすめしています。
ただ、通信講座はまとまった費用がかかるので、お財布に余裕がある場合は、合格への最短ルートとしてご検討いただけたら幸いです。以下のページでおすすめ通信講座をご紹介しています。
みなさまが行政書士試験合格のため、良きパートナーとなるテキストと巡り合われることを祈っています。