行政書士に求められる英語力について解説
行政書士を目指すみなさん、こんにちは!ひのです。いきなりですが、
グローバル化により英語力の需要が高まってきています。それどころか、英語なんて喋れて当然、というような風潮も出てきているように感じます。
この記事では、そんな今だからこそ「行政書士に英語力は必要なのか」という問題を真剣に検討していきたいと思います。
かくいう僕も英語学習には苦労してきたものです。
社労士試験を乗り越えた僕の経験も踏まえて、色々と説明していきます!ぜひ、最後までご覧ください。
これから行政書士を目指す方は、ぜひ通信講座の受講をご検討ください。おすすめはコチラをチェック!
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この記事の執筆者の信頼性
僕はひのと言います。
3度の社労士試験受験、2年半の試験勉強を経て令和元年度社労士試験で合格しました。長きにわたる士業の受験勉強を経験し、試験で抑えるべきツボとは理解しています。
自身の経験の良かったなと思うところと後悔したところなどを踏まえて解説させていただきます。僕はいま英語めっちゃ勉強しています。
行政書士部門の記事については、法律専門家監修済み。
行政書士試験に英語力は無くても大丈夫?
行政書士試験にまだ合格していない人、その中でも特に英語が苦手な人は、「行政書士試験に合格するには英語力は必要なの…?」という疑問に日々怯えていることでしょう。
大丈夫です。行政書士試験に英語は全く出題されません!
行政書士試験では、主に民法や行政法などの法律的な専門知識が問われます。英語に関することが問われることは、全くありません。
英語が全くできない人でも、行政書士試験で困ることはなさそうですね!
行政書士になるため、という観点では英語力は必要ないことがわかりました。では、行政書士になった後はどうなのでしょうか?
次の章から詳しく解説していきます。
英語力が大きなアドバンテージになる理由とは
行政書士として活躍する上で、英語は必要なのでしょうか。結論を言います。
です。行政書士として活躍するために英語力は必須ではないという解釈も可能です。そう、はっきり言って英語力が必ず必要かと言われたら、そうでもありません。
しかし英語力があれば、間違いなく大きなアドバンテージを作ることができます。
なぜ僕が自信を持ってそう言えるのか、その理由を解説していきます。
行政書士の英語活用:日本では外国人労働者が増加
近年、外国人労働者数の増加が顕著です。具体的な数値を見ていきましょう。
厚生労働省のデータによると、令和5年度10月現在の外国人労働者数は、2,048,675人で、前年からは約12%増加しています。
新型コロナウイルスの影響で増加率は一時大幅に減少しましたが、コロナも収束し、増加傾向が加速しています。
外国人労働者が増えると行政書士の業務にどのような影響を与えるのでしょうか。
在留資格の確認や申請の手伝い、入国管理等、外国人が日本に滞在するためには数々の書類を作成したり提出したりする必要があります。
そこで活躍するのが、「書類と法律のプロ」である行政書士です。また日本で起業する外国人もいます。その申請や手続きを行うために、行政書士が登場するというわけです。
つまり「外国人労働者数の増加」=「行政書士の活躍の場の増加」だということです!英語を駆使できる行政書士はまだ多くないので、英語が使えたら大きなアドバンテージになるということはいうまでもありませんね!
行政書士の英語活用:国際結婚をする人が一定数いる
国際結婚の件数は、外国人労働者数のように増加し続けているわけではありませんが、毎年一定数いることは確かです。
そのことと行政書士の業務にどんな関係があるのでしょうか。行政書士は、国内における婚姻手続きはもちろん、外国人の母国における婚姻手続きも手助けします。
ここで、英語力が必要になるのです。行政書士が英語を使うことができれば、国際結婚という意外な場面にも活躍の場を広げることができます。
行政書士の英語活用:他の行政書士との差別化
結局、行政書士が英語を使えたら大きなアドバンテージとなる理由はこれに尽きます。先ほど説明した外国人労働者数の増加や国際結婚による業務も、これに帰結します。
「英語を使うことができれば、英語を使えない行政書士が行えない業務を行える。」
これだけでも行政書士として成功する可能性は大幅に拡大することでしょう。営業力がある行政書士はかなり稼ぐことが出来ると言われていますが、僕からしてみたら英語ができる行政書士こと稼ぎは青天井と言えるのではないでしょうか。
ここで、興味深い話があるのでご紹介します!
先日僕は、弁護士の方の講演会に行く機会があり、お話を聞いてきました。
その弁護士の方は日本にも事務所を持っていらっしゃる方で、しかもニューヨークの弁護士資格も持っている超優秀な方でした。ニューヨークの弁護士資格を持っているくらいですから、もちろん英語を使いこなすことができます。
その人の話によると、弁護士の業務でさえ、英語を使いこなすことができれば周りの弁護士との差別化になって業務拡大につながるそうです。
同じ士業である行政書士でもこの例が当てはまります。弁護士として最前線で活躍されている方が言うのですから、間違いはありません。
行政書士を目指す方は、ぜひ英語力も鍛えてみてはいかがでしょうか。
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行政書士業務で実際に英語を使う場面
ここまで行政書士が英語を使えると有利になる理由を説明してきました。ここでは、行政書士が業務をしていて英語が生かされるのは具体的にどのような場面なのかについて紹介します。
先ほど紹介したものも含まれますが、行政書士が英語を生かせる業務は以下の4つです。
ご存知かもしれませんが、帰化とは外国人が日本国籍を取得することを言います。相撲のモンゴル力士が日本国籍を取得されているのをニュースでよく聞きますよね。
帰化の際にも、行政書士がこれを手伝うことができます。
英語を実践で使う業務はこれくらいかと思いますが、英語が使えることによるメリットは実務だけにとどまりません。
案件を通して外国人の方と人脈を作ったり、海外の法制度を学べるきっかけになったり、海外の案件まで業務を拡大したりと、その可能性は計り知れないのです。また行政書士にとどまらず、英語を学んだことがきっかけで他の選択肢もできるかもしれません。
最初に英語が必須というわけではないと言いましたが、ここまで見てみると、「いつかは必須になる」そんな気がしてきます。
行政書士の英語学習ならスタディサプリ
さて、ここまで行政書士の英語の重要性について説明してきました。では、皆さんどんな感じで勉強されているのでしょうか?
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行政書士に英語力は必要まとめ
行政書士の英語力について解説しました。
・今のところ英語力は必須ではない
・英語ができると扱える業務の幅が拡大して大きなアドバンテージになる
・英語力があると行政書士にとどまらない意外な恩恵を受ける可能性がある
このようなことがわかっていただけたかと思います。
僕も今、英語の資格取得や実践的なビジネス英語を身につけるために勉強しています。やっていて思いますが、英語学習はやはり簡単ではありません。
それなりの努力が必要になります。継続も必要です。しかしそれを乗り越えた先には自分でも想像がつかないくらいの良い未来が待っているのは確かです。
行政書士を目指すみなさんの英語学習の背中を押すきっかけのような存在になれたのなら幸いです。