こんにちは。ひのです。
今回は、中小企業診断士の通信講座について徹底比較をしながら、どの講座がおすすめなのかについて解説していきます。
全国に数多ある中小企業の経営戦略に助言を行なう中小企業診断士は、日本のビジネスシーンで高い専門性が求められる資格の1つ。
しかし、その資格試験は非常に難しく、とくに2次試験における論述対策は対応が難しい試験とされています。
受験生の中には、一度試験に挑戦して不合格になった経験を持つ方も多く、そのため再挑戦の際には効率的な学習手段を求めることが重要です。
その中でも、通信講座は多くの受験生にとって有力な選択肢となります。
このページでは、中小企業診断士試験に向けたおすすめの通信講座を専門家目線で徹底比較し、それぞれのメリットや選び方を解説していきます。
せっかくなので、自分に合う正しい通信講座を選びたいですよね。
これから難関資格に挑戦するみなさんに、少しでも役に立つ情報をお届けできればと思っています。
まず、いきなりですが結論から申し上げると、中小企業診断士の勉強で当サイトがおすすめしたい通信講座は以下の7つです。
この7つの通信講座の特徴から比較し、合格の可能性を少しでも上げるための通信講座の選び方も紹介していきたいと思います。
ぜひ最後までご覧いただき、中小企業診断士試験合格への第一歩を踏み出してください。
この記事の筆者の信頼性
僕はひのと言います。
僕はユーキャンの社労士講座を利用して、令和元年度社労士試験に合格しました。社労士合格までに3回の受験と、通信講座を利用しての2年半の勉強期間を経ています。
社労士試験に2度落ちた経験で一番に感じたことは、正しい勉強方法が出来ていなかったことです。そして通信講座の勉強で進めることの大事さを痛感しました。
同じ士業資格である中小企業診断士の通信講座について、自分の経験に基づきながら専門家として解説をさせていただきます。
アナタに合う通信講座選びのため、ぜひ最後までお付き合いください。
2024年中小企業診断士の試験が終了!お疲れ様でした。
みなさま、今年度の中小企業診断士の試験、本当にお疲れ様でした。
やり切ったと思われた方、あまり手応えがなかったという方、さまざまな方がいらっしゃると思いますが、まずはゆっくり休んでください。
長丁場の試験勉強の疲れをゆっくり取りましょう。
残念ながら今年は落ちてしまったという方もいらっしゃるでしょう。僕も2回社労士試験に落ちた身として、その悔しさは身に染みるほどわかります。
しかし、不合格だったからと言って今までやったことがすべて無駄になったわけでもありません。ぜひ、気持ちを切り替えて来年の合格を目指していただければと思います。
少しゆっくりして力を蓄えてください。そして、次を見据えている方はこのまま読み進めて貰えると嬉しいです。
中小企業診断士は独学でも合格できる?
まず、中小企業診断士の試験を勉強する際、独学で勉強するのか、通信講座を利用するのか、予備校に通学するのかなど色んな選択肢があります。
独学というのは、自分で本屋さんに行って、参考書や問題集を購入して勉強を進める事を言います。
しかし、中小企業診断士の試験は、毎年多くの受験者が挑戦するものの、その難易度の高さから独学での合格は簡単ではありません。
そこで、ここでは僕が考える『独学での合格が難しい理由』について具体的に見ていきます。
独学が難しい理由は以下の3点になるでしょう。
1つずつ見ていきましょう。
中小企業診断士は難易度が高すぎる
中小企業診断士の試験は、日本でも屈指の難関資格の1つです。
過去のデータを見ると、1次試験の合格率は約20〜30%前後、2次試験ではさらに低く10%前後という結果が続いています。
以下の表は、過去5年間の1次試験と2次試験の合格率を示したものです。
受験者数 | 1次試験合格率 | 2次試験合格率 | |
2019年 | 20,000人 | 28% | 12% |
2020年 | 18,500人 | 30% | 10% |
2021年 | 19,000人 | 27% | 11% |
2022年 | 21,000人 | 29% | 9% |
2023年 | 22,500人 | 25% | 10% |
2次試験は1次試験の合格者の中から10%前後。。
これは、難しい。
全体の受験者数に対する合格率は3~8%ほどと言われています。
このように合格率が非常に低く、とくに2次試験は合格するのが難しい試験ですね。効率的に学習を進めるためには、独学よりも通信講座や通学講座の活用が望ましいと言わざるを得ない難易度と言えます。
中小企業診断士は試験範囲が広すぎる
中小企業診断士の試験範囲は非常に広く、多くの知識を網羅する必要があります。
具体的には、1次試験では経済学・経済政策、財務・会計、経営戦略、マーケティング、企業法務など、全7科目を学習しなければなりません。
それぞれの科目は深い内容まで含んでおり、独学だけですべての範囲をカバーし、かつ十分な理解を持って合格水準に達することは非常に難しいです。
特に、ビジネス実務経験が少ない受験者であれば、経営戦略や企業法務の内容を深く理解することは難しく、合格に必要な知識やスキルを短期間で身につけるためには、専門の講師による指導が一番の近道と言えます。
通信講座では、広範囲な試験を効率的に学ぶためのカリキュラムが整えられており、効果的な学習が期待できます。
なんといっても、通信講座の予備校はこれまでの試験のノウハウを蓄積しているので、試験に受かるための学習が出来ます。
中小企業診断士は2次試験の対策が難しすぎる
2次試験では、与えられたケーススタディを元に、実際に経営改善策を提案する力が試されます。
知識だけでなく、実践的な応用力が求められるため、対策を立てるのは非常に難しいです。
通信講座では、2次試験の過去問の徹底解説や、模擬試験を通じたフィードバックを受けることができ、これにより2次試験対策を万全に整えられます。
また、講師陣のサポートや、他の受講生とのディスカッションを通じて、実務に即した解答力を養うことができる点も、通信講座の大きな利点です。
独学では手に入れにくい、実務経験に基づいたノウハウを得るためには、通信講座は非常に有効と言えるでしょう。
以上の3点から、中小企業診断士を独学で勉強を進めて合格するのは、かなり難易度が高いと言わざるを得ないでしょう。
中小企業診断士は通信講座がおすすめ!3つのメリット
ここまで、中小企業診断士が独学では合格が難しい理由を解説してきました。
中小企業診断士の試験は、もちろん独学で挑戦することも可能ですが、その難易度の高さから多くの受験者は通信講座を選択しています。
独学だと、途中で挫折する可能性が高いです。それほど中小企業診断士は難しい試験なのです。
そこで、ここからは通信講座を選ぶべき3つのメリットを解説します。
1つずつ見ていきましょう。
通信講座なら合格のために作られたカリキュラムで勉強できる
通信講座の最大の魅力は、中小企業診断士試験合格に向けたノウハウがぎっちり詰まったカリキュラムが用意されている点です。
中小企業診断士の試験は、試験範囲が特に広く、出題傾向も年々変化します。これに対応するために、各通信講座は試験に精通した講師たちが監修したカリキュラムを提供しており、効率的に合格を目指すことができます。
たとえば、1次試験では過去問を中心に学習を進めることで出題傾向を把握し、苦手分野を克服するための特別な演習問題や、模擬試験を通じた実戦力を養うプログラムになっています。
また、2次試験対策も含めたカリキュラムがあるため、独学では難しい実践的なスキルの習得も可能です。
独学では自分で学習計画を作らないといけないので、合格ノウハウが詰まったカリキュラムはめっちゃ魅力的と言えますね。
動画講義などでスキマ時間をフル活用できる
社会人にとって、まとまった勉強時間を確保することは難しいですが、通信講座では動画やアプリを利用してスキマ時間を有効に活用できます。
通勤時間や休憩時間、家事の合間など、日常の空き時間を使って手軽に学習できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
スマホやタブレットを使っていつでもどこでも視聴できる動画講座では、専門的な解説を繰り返し見直すことで、理解が深まりますよ。
さらに、進捗状況に応じてアプリが自動的に学習スケジュールを管理してくれるため、計画的に学習を進めることも可能です。
中小企業診断士は勉強を継続すれば少しずつでも合格に近づく試験です。勉強を辞めずに継続する仕組みがあるのが通信講座と言えます。
自分のペースで勉強できる
通信講座のもう1つの大きなメリットは、自分のペースで学習を進められる点です。
忙しい仕事の合間に学習でき、急な予定変更や仕事の繁忙期でも柔軟に対応できます。
たとえば、夜遅くや休日に集中して学習したい場合でも、講義のスケジュールは自分で決められるため、無理なく続けられます。さらに、学習の進捗状況に応じて復習や予習を自由に行えるため、苦手分野に時間を多く割くことも可能です。
こうした柔軟性は、独学や通学形式の講座では得られにくい利点であり、忙しい社会人にとってはとくに魅力的な点と言えるでしょう。
中小企業診断士を通信講座で勉強するデメリット
ここまで、中小企業診断士の勉強に通信講座がおすすめな理由を解説してきました。
中小企業診断士の資格を取得するための学習方法として、通信講座は多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。
特に独学と比較した場合や、通信講座特有の問題点を考慮すると、慎重に選ぶことが大切です。
ここからは中小企業診断士の通信講座を利用する際の主なデメリット、それぞれのポイントに対処する方法を解説します。
僕が考える通信講座で勉強するデメリットは、以下の3つです。
1つずつ見ていきましょう。
独学に比べると費用がかかる
通信講座は、独学に比べて費用がかかることがデメリットの1つです。
独学の場合、参考書や問題集を購入するだけで済むことが多いですが、通信講座では、講師の指導やサポートを受けるための費用が追加されます。
サポート体制や模擬試験、オンライン学習環境の整備などのコストも発生します。
【費用】
・独学だと3万円前後
・通信講座だと数万円~数十万円
通信講座の費用は数万円から数十万円と幅広く、3万円前後くらいで済む独学に比べれば、経済的負担は大きいと言えます。
モチベーションの維持が難しい
通信講座の課題の1つとして、モチベーションの維持が挙げられます。
予備校に通わず、自宅での学習は自由度が高い反面、自己管理が求められるため、決められたスケジュールどおりに学習を進めることが難しい部分があります。
とくに、長期間にわたる試験対策では、計画的に勉強を続けることが求められますが、他の仕事や私生活との両立が難しくなり、途中で挫折するリスクも高いです。
モチベーションを維持するためには、自分を律して、通信講座内で提供されるサポートを最大限に活用することが重要です。
たとえば、通信講座で実施される定期的なカウンセリングや勉強仲間との交流を通じて、進捗を確認し合うことでモチベーションを保てます。
通信講座では、独学で学習を進めるよりかはモチベーションの維持はしやすいですが、自分に合ったモチベーション維持の工夫を取り入れることが、中小企業診断士に合格する鍵と言えます。
講座選びに失敗したら1年を棒に振る可能性がある
通信講座は多くの選択肢がある反面、選び方を誤ると大きな失敗につながる可能性があります。
自分の学習スタイルやペースに合わない講座を選んでしまうと、内容が頭に入りにくくなり、勉強が思うように進まない可能性が出てくるためです。
この結果、試験までの貴重な1年間を無駄にしてしまう可能性があり、再受験を余儀なくされることも少なくありません。
さらに、通信講座は一回支払った費用を返金するのが難しい場合が多く、講座選びに失敗した場合には経済的な負担も大きくなります。
したがって、通信講座を選ぶ際には、カリキュラムの内容や講師の質、サポート体制などをしっかりと比較検討し、『自分に合う講座』を選ぶことが一番大事です。
口コミや評判だけを参考にするだけでなく、無料体験や資料請求などを活用して、実際の講座内容を確認するようにしましょう。
中小企業診断士の通信講座おすすめ7選
ここまで、中小企業診断士を通信講座で勉強するデメリットを解説してきました。
このようにデメリットはありますが、中小企業診断士の試験対策として、通信講座の活用は必要不可欠と言えます。
しかし、数多くの中小企業診断士の通信講座が存在する中で、本当に自分に合う講座を選ぶことは本当に難しいです。
ここからは、特に評判の高い中小企業診断士の通信講座を7つを厳選し、それぞれの特徴や受講生の口コミをもとに比較検証したいと思います。
【中小企業診断士の通信講座おすすめ7選】
・アガルート
・フォーサイト
・クレアール
・スタディング
・資格の大原
・LEC
・TAC
1つずつ見ていきましょう。
アガルートの中小企業診断士通信講座
1つ目に紹介するアガルートは、初学者向けに設計されたカリキュラムで、中小企業診断士試験対策として非常に評価の高い通信講座です。
とくに、フルカラーのテキストや、視覚的に理解しやすい教材が多くの受講生から好評を得ています。
アガルートのテキストは、試験に出題されやすい項目や重要なキーワードが見やすいように設計されており、効率的に知識を吸収することができます。講義動画は、オンラインで提供されており、受講生のペースに合わせて8段階の速度調整が可能です。
倍速再生機能で通勤時間や空き時間を有効に使いながら効率的に学習を進められますね!
1.5倍速くらいだと気にならない程度です。
アガルート中小企業診断士講座は、合格実績も抜群。
【アガルートの合格率】
・1次試験合格率58.33%(全国平均の1.97倍)
・2次試験合格率37.50%(全国平均の1.98倍)
このように、アガルートは合格実績でも圧倒しています。
テキストと連携した動画講義がポイントごとにわかりやすく解説されているため、テキストだけでは理解しにくい箇所も、講義を通じて深く理解が可能です。
そしてアガルート中小企業診断士講座のもう1つの大きな強みは、合格特典の充実です。
1次試験および2次試験対策コースを受講し、合格した場合は、受講料の全額返金やお祝い金の支給があり、受講生にとって大きなモチベーションとなっています。(※各条件があります)
また、質問サポートも最大50回まで可能で、受講生が疑問に思ったときに、迅速にサポートを受けられる体制が整っています。
アガルートの口コミ
講義動画は倍速再生も可能なため、難易度が高いと思ったところを除き、基本的に2倍速以上で再生し、とにかくまずは全ての科目を1周することを目標に進めました。その上で、改めてテキストを読み返し、理解が怪しい点などは講義を振り返るなどしました。
引用:アガルート公式
講義動画を見終わった後にテキストを読み返す際には、テキストの関連する項目同士が結びつくよう、余白に関連ページを書き込んだり、1次試験の過去問演習で出てきた知識や問題と相互参照できるようにしたりしました。
フォーサイトの中小企業診断士通信講座
2つ目に紹介するフォーサイトの中小企業診断士講座は、リーズナブルな価格と、充実した学習サポートが特徴的な講座です。
教材はフルカラーで、合格ラインを超えることを目標に、試験に出やすいポイントに特化して設計されています。
複雑な法律用語や財務会計の理論なども、イラストや図を多用したテキストでわかりやすく解説されており、効率的に試験対策が可能です。
複雑な内容もイラストや図があると安心ですね。個人的にはフォーサイトのテキストは好きです(簿記で受講しました)。
フォーサイト中小企業診断士通信講座の大きな魅力の1つは、eラーニングシステム「ManaBun」の存在。
このシステムは、オンライン上で進捗管理ができ、学習の進度を確認しながら効果的に学べる仕組みが整っています。
ManaBunには、確認テストや模擬試験が含まれており、実際の試験と同じ形式での演習を繰り返すことで、試験に必要な実践力を磨くことが可能です。
そんなフォーサイト中小企業診断士講座は合格実績も抜群。
【フォーサイトの合格率】
・1次試験合格率50%(全国平均の1.97倍)
・2次試験合格率66.7%(全国平均の3.55倍)
と、先ほどのアガルートと比べても高くなっています。
また、フォーサイトの講座は教育訓練給付制度の対象となっており、条件を満たせば受講費用の20%が補助されるため、費用面での負担を大幅に軽減できます。
とくに、1次試験および2次試験をまとめて受講できるバリューセットは、他社と比較してもコストパフォーマンスが高くておすすめです。
フォーサイトの口コミ
フォーサイトの中小企業診断士講座、めちゃくちゃ良いです。
引用:X(旧Twitter)
イラストや例がわかりやすくて、自分がやってる仕事にも落とし込みながら学べてる。アプリのUIも良い。
勉強の効率だけ考えたら他にもいい教材があると思うのですが、フォーサイトの教材は続けたくなります。
クレアールの中小企業診断士通信講座
3つ目に紹介するクレアールは、効率的な学習プランを提供する「合格戦略プログラム」が特徴的な通信講座です。
このプログラムでは、受講生それぞれのライフスタイルに合わせて学習スケジュールが最適化され、短期間での合格を目指せます。
とくに、試験までの残り期間を計画的に使って、無駄のない学習を実現できる点が好評です。
クレアールは、教材も非常に充実しており、過去問を徹底的に分析した問題集を使用して、試験本番に必要な知識を着実に定着させられます。
とくに、クレアールはアウトプット学習を重視しており、知識を学んだ直後に問題演習を行うことで、即座に記憶に定着できるシステムが整っています。
また、クレアールはサポート体制も整っており、質問対応や進捗管理が非常に充実しているサービスです。
さらに、講師陣も中小企業診断士試験の専門家が揃っており、実践的なアドバイスを受けられる点もクレアールの強み。受講生の進捗に合わせた柔軟なカリキュラムと、実践力を磨くための教材が評価され大人気です。
クレアール中小企業診断士講座の口コミ
100点満点ではなく60点を目指すという「非常識合格法」を拝見させていただき、時間に限りある受験勉強には正に真っ当な考え方である点に同調し、迷わずクレアールの2次対策コースに申し込み、すぐ勉強に取り掛かりました。今振り返ると、この視点で臨んだことが結果にも繋がったと思います。
引用:クレアール公式
スタディングの中小企業診断士通信講座
4つ目に紹介するスタディングは、忙しい社会人に向けたスキマ時間を活用した学習ができるオンライン通信講座です。
スマートフォンやタブレットを使って、どこでも手軽に学習できるため、通勤時間や休憩時間などの短い時間を有効活用できます。
また、リーズナブルな価格設定で、コストパフォーマンスが非常に高い点が評価されています。
スタディングのカリキュラムは、短時間で要点を押さえた効率的な内容となっており、試験に出やすい部分を重点的に学ぶことが可能です。
問題演習や模擬試験もオンライン上で提供されており、実際の試験形式でも演習ができます。
スタディングでは、学習の進捗管理や確認テストが簡単に行えるため、自己管理が苦手な人でも安心して学習を進められるでしょう。
スタディング中小企業診断士講座の口コミ
スキマ時間を全て勉強に充てるためにスタディングがぴったりでした。営業職だったので移動中には講義動画を流し聞きし、布団に入ってからも問題を解いたりと時間を有効に使えました。
引用:スタディング公式
資格の大原の中小企業診断士通信講座
5つ目に紹介する資格の大原は、中小企業診断士試験において長い歴史と実績を誇る大手予備校で、質の高い内容と信頼性がポイント。
講座内容は幅広く、通信講座と通学講座の両方が提供されており、学習者のニーズに応じて選択できます。とくに模擬試験や実践的な問題演習が豊富で、合格を目指すための対策が徹底されている点が強みです。
また、資格の大原の教材は、合格率が高いことが人気な理由の1つ。教材は非常に体系的で、試験に出題される可能性の高い重要事項を効率よく学べるように設計されています。
中小企業診断士試験は科目数が多いため、学習負担が大きいと感じる受験生が多いですが、大原では体系的なカリキュラムに基づいて、効率よく勉強を進めることが可能です。
大原の模擬試験は本番に即した内容で、試験前の実力を試すのに最適です。
本番同様の環境で模擬試験を受けられるため、試験当日の緊張感に慣れることができ、メンタル面での準備も整えられます!
さらに、講師陣も経験豊富であり、受講生一人ひとりに対して適切なアドバイスを行ってくれる点も評価されています。
通信講座ではおろそかになりがちなサポート体制が整っており、忙しい社会人でも無理なく学習を続けられるでしょう。
資格の大原の中小企業診断士講座の口コミ
大原の診断士講座の教材が到着しました。以前に受講したとき、トレーニング問題集が問題と答えが同じページにあって使いづらいと思っていたところ、今回確認したらスピ問みたいに、問題と答えがページ分かれていて少し安心した。 あとサイズが小さくなってました 財務会計からがんばる
引用:X(旧Twitter)
LECの中小企業診断士通信講座
6つ目に紹介するLECは、中小企業診断士試験のために特化された講座を提供しており、講師陣の質の高さと豊富な学習資料が強みです。
とくにLECの講師陣は、試験傾向に精通しており、過去の出題傾向を分析した上で、重要なポイントを効率的に学習できるようにカリキュラムが設計されています。
講義はオンラインとオフラインの両方で提供されており、受講者のライフスタイルに合わせて選択が可能です。
LECの講座では、過去問の徹底的な分析を行い、効率よく合格に近づけるように工夫が多く、教材は試験に即した内容で、実際の試験に出やすい部分が強調されており、受験生が無駄なく学習できるように設計されています。
また、受講者が実際に問題を解く中で、疑問点を解消するためのサポート体制も充実。
オンラインでの講義は、いつでもどこでも視聴できるため、忙しい社会人でも学習を続けやすい環境が整っています。
LECの模擬試験も評価が高く、試験本番の形式に合わせた内容が用意されているため、受講者は本番を想定した練習ができ、試験当日の緊張感に対応できる準備を整えることが可能です。
また、講師からのフィードバックを受けられるため、弱点を強化するための対策も具体的に立てやすいです。
LECの中小企業診断士講座の口コミ
フォロー体制が挙げられると思います。私は模試以外は全てWebで受講しておりましたが、分からないことがあった際に、チューター機能を利用して、丁寧な回答をいただくことができました。チューターの方の対応が非常に熱く(笑)、モチベーションの維持にも繋がりました。
引用:LEC公式
TACの中小企業診断士通信講座
最後に紹介するTACは、大手予備校として長年の実績を持つ通信講座で、中小企業診断士試験対策でも多くの受験生に支持されています。
TACの強みは、豊富な教材と模擬試験、演習問題です。
試験に向けて十分な量の問題演習を行うことで、実践力を鍛えられるカリキュラムを提供。とくに二次試験対策に強く、試験本番に必要な知識とスキルを確実に身につけるための徹底した指導が行われています。
対策がしにくい2次試験の対策に強いのは、とても心強いですね!
また、TACの講師陣は、経験豊富な専門家であり、受講者の理解度に応じて柔軟に指導を行っているのも特徴です。
模擬試験では、実際の試験形式に合わせた問題が出題されるため、試験当日の状況をシミュレーションしながら対策を立てられます。
TACは教材の質も非常に高く、とくに1次試験の範囲が広いため、各分野ごとにしっかりと理解を深めることが可能です。
さらに、TACはサポート体制も充実しており、講義の疑問点をその場で解決できる体制が整っています。質の高いサポートが受けられるため、全国どこからでも安心して学習に取り組めるでしょう。
TAC中小企業診断士通信講座の口コミ
私はWeb通信講座でしたが、1次試験担当講師の講義はとても聴きやすく、どの部分が大事なのか、どこで多くの人がつまづくか、といったことを丁寧に教えていただき、頭に内容が入ってきやすかったです。また、わからなかった箇所を動画で何回も聴き直すことができたのも復習の際にとてもよかったです。2次試験について、伊東講師の話が1次試験同様とても頭に入ってきやすく、モチベーションを保って受講できました。
引用:TAC公式
中小企業診断士講座を色んな目線で徹底比較!
ここまで、中小企業診断士の通信講座おすすめ7選を解説してきました。
・アガルート
・フォーサイト
・クレアール
・スタディング
・資格の大原
・LEC
・TAC
中小企業診断士の試験対策として、通信講座の選択肢は非常に多様です。
それぞれの講座には特徴があり、費用面や合格実績、学習サポートの充実度など、受講者のニーズに合わせて選ぶことが重要です。
ここからは、代表的な7つの通信講座を比較し、それぞれの強みについて詳しく解説します。
ぜひ参考にしていただいて、自分に合った通信講座を選びに役立ててください。
1つずつ見ていきましょう。
費用面|コスパで選ぶならスタディング
中小企業診断士の試験対策において、スタディングは費用面で最も優れたコストパフォーマンスを誇る講座です。
他の大手通信講座と比較しても、スタディングの受講料は非常に低価格に設定されており、1次・2次試験をカバーするコースの費用は約60,000円台から受講が可能です。
中小企業診断士の通信講座費用は、以下表のとおりです。
サービス | 費用(円) |
アガルート | 1次試験・2次試験対策フルパック 【添削あり】:173,800円 1次試験・2次試験対策フルパック 【添削なし】:107,800円 |
フォーサイト | バリューセット2 (1次試験対策+2次試験対策):77,800円 バリューセット1 (1次試験対策):63,800円 |
クレアール | WEB通信(1次7科目):割引後20万円前後 WEB通信(2次目標):割引後12万円前後 |
スタディング | 1次2次合格コース:48,400円~ |
資格の大原 | Web通信:74,800円 |
LEC | 1次2次1年合格コース:264,000円 1次2次上級合格コース:213,400 円~ |
TAC | 1・2次ストレート本科生:295,000円 1次本科生:245,000円 |
10万円から20万円を超える通信講座が多い中、スタンディングは非常にお得な設定となっています。
スタディングはオンライン学習に特化しており、短時間で効率的に学習するための動画講義が充実しています。
さらに、過去問や演習問題もオンラインで提供され、いつでもどこでもアクセスできる点が便利です。
他の講座と比べても、スタディングは受講料が圧倒的に安く、質の高いコンテンツを提供しているため、費用対効果が非常に高い講座と言えます。
限られた時間と予算で効率的に学びたい方には、スタディングが最も適していると言えるでしょう。
合格実績|高い合格率を誇るのはフォーサイト
中小企業診断士の通信講座の中で、合格実績が高く評価されているのがフォーサイトです。
フォーサイトは、豊富な合格実績と高い受講満足度を誇り、とくに2次試験での合格率が非常に高いとされています。
【フォーサイトの合格率】
・1次試験合格率50%(全国平均の1.97倍)
・2次試験合格率66.7%(全国平均の3.55倍)
また受講生の口コミや体験談から、その実績の高さがうかがえます。
フォーサイトは、合格に必要な知識を効率的に学ぶための教材と、試験に向けた万全のサポート体制を備えているのも魅力的なポイントです。
フォーサイトが高い合格実績を叩きだしているのは、豊富な過去問題演習と模擬試験です。
過去問の徹底的な分析に基づいた問題集や、試験本番に即した模擬試験は、実際の試験で高得点を取るために必要なスキルを養うのに役立つでしょう。
さらに、フォーサイトでは質問対応や講師による添削サービスも充実しており、受講者が抱える疑問をその場で解消できる体制が整っています。
試験合格を目指す受講生にとって、合格実績の高さと手厚いサポートが評価されるフォーサイトは、信頼できる選択肢と言えるでしょう。
初心者向け|初めて受験をする人はアガルート
中小企業診断士試験を初めて受験する方に最適な通信講座は、アガルートです。
アガルートは、初学者向けのカリキュラムと教材が非常に充実しており、試験対策の基礎からしっかり学べる点が高く評価されています。
とくに、アガルートのテキストはフルカラーで視覚的にわかりやすく、初学者でも理解しやすい内容となっています。
また、アガルートの講義動画は、試験に出やすい重要なポイントを効率的に学べるように設計されており、無駄のない学習が可能です。
講義は8段階の倍速機能を使って再生できるため、学習時間を短縮しながらも重要な知識を身につけられます。
また、初学者向けのサポート体制も整っており、質問対応や模擬試験の提供が充実。初学者が抱えがちな不安を解消するためのフォローアップも手厚く、講師との個別相談や添削指導を通じて、学習の進捗状況を確認しながら勉強を進めることが可能です。
初めて試験に挑戦する方には、基礎からしっかり学べるアガルートがおすすめと言えるでしょう。
再受験者向け|リベンジするならクレアール
再受験を検討している方に最適な講座は、クレアールがおすすめです。
クレアールは、再受験者向けに効率的に合格を目指すための「合格戦略プログラム」を提供しており、短期間で成果を出すためのカリキュラムが整っています。
このプログラムでは、過去問を徹底的に分析し、重要な出題傾向に合わせた学習が可能です。
とくに、再受験者が重点的に学びたい部分を効率的にカバーできる点が強みです。クレアールのカリキュラムは、再受験者の特性に応じて最適化されており、過去に不合格となった受験生がどのように改善すべきかを具体的に示しています。
講義は試験に直結する内容が多く、模擬試験や過去問演習が豊富に提供されているため、実践力を養えます。さらに、講師からの個別フィードバックや、質問対応などのサポート体制も充実しており、不安を抱えずに学習を進めることが可能です。
過去に惜しくも不合格となった方でも、この講座を活用すれば、次回の試験で確実に合格を狙えるでしょう。
社会人向け|働きながら合格するならスタディング
忙しい社会人にとって最適な通信講座は、スタディングがいいでしょう。
スタディングは、働きながら効率的に中小企業診断士試験の対策を進めたい方に最も適した学習方法を提供しています。
最大の特徴は、スマートフォンやタブレットを使って、いつでもどこでも学習ができる点です。
スタディングは、オンライン学習に特化しており、通勤時間やちょっとした空き時間を使って学習を進められます。
動画講義は、1回あたりの再生時間が短く区切られているため、忙しい社会人でもスキマ時間を有効に活用して学習を進めやすく設計されています。また、オンライン教材も豊富で、過去問演習や模擬試験を通じて実力を養うことが可能です。
働きながら学習する上で、時間の管理が重要ですが、スタディングなら短時間でも効果的な学習ができ、合格を目指せます。
忙しい毎日を送る社会人が、効率よく中小企業診断士の資格取得を目指すなら、スタディングが最適な選択と言えるでしょう。
中小企業診断士に合格するための通信講座の選び方
ここまで、中小企業診断士の通信講座を比較し、おすすめ講座について解説してきました。
中小企業診断士試験に合格するためには、自分に合った通信講座を選ぶことが重要です。
講座ごとに費用や教材の質、サポート体制が異なるため、適切な選択をすることが成功への鍵と言えるでしょう。
ここからは、通信講座を選ぶ際に注目すべきポイントを解説し、講座を比較する際に確認しておくべき項目を紹介します。
ぜひ参考にしていただき、自分に最も適した学習環境を見つけてください。
無料体験やサンプル教材に申し込む
通信講座を選ぶ際には、まず無料体験やサンプル教材に申し込むことをおすすめします。
多くの通信講座は、実際の講義や教材の一部を体験できる無料サービスを提供しており、教材の質や講義の進め方、自分に合った学習方法かどうかを確認することが可能です。
実際に講義を体験することで、受講後に「思っていたのと違った」と後悔するリスクを減らせます。また、無料体験では、教材の使いやすさや講師の説明のわかりやすさ、音声や映像のクオリティなど、細かい部分まで確認できます。
自分がどのような形式で学習しやすいかを理解し、長期間続けられる講座を選ぶためにも、無料体験は非常に有効です。
複数の講座で体験して比較することで、最も自分に合った講座を見つける手助けになるでしょう。
受講料の値段だけで判断しない
通信講座を選ぶ際、費用は重要な要素ですが、受講料だけで判断するのは避けましょう。
安い講座は魅力的に見える一方で、講座の質が低い場合やサポート体制が不十分な場合もあるためです。中小企業診断士試験は難易度が高く、質の悪い教材やサポート不足が原因で合格が遠のく可能性もあります。
講義の内容が不十分だったり、サポートが手薄だった場合、最終的には自力で補わなければならず、かえって時間や労力がかかることも。
もし、どうしても費用を抑えたい場合は、分割払いを利用することや、国の教育訓練給付制度を活用することを検討してみましょう。教育訓練給付制度を使えば、受講料の一部が給付され、負担を軽減することが可能です。
費用だけでなく、講座全体のバランスを考慮して選ぶようにしましょう。
テキストなどの教材が使いやすいか確認する
講義教材の使いやすさも重要な選定ポイントです。
通信講座では、動画講義やテキスト、問題集などさまざまな教材が提供されますが、それらが自分にとって使いやすいかどうかを確認することが必要です。
とくに動画講義の質は合否に大きな影響を与えます。講師の説明がわかりやすいか、動画のクオリティが高いか、再生速度を調整できるかなど、細かい点までチェックしましょう。
音声講義を提供している講座もありますが、これも重要です。通勤時間や家事の合間に聞き流しで学習できる音声教材があると、学習効率がさらに向上します。
また、オンラインでアクセスできる教材があるかどうか、スマートフォンやタブレットでも使いやすいかを確認しておくと、スキマ時間を活用して学習を進めやすくなるため、ぜひチェックしてみてください。
サポートが充実している講座を選ぶ
通信講座は基本的に自宅での学習が中心となるため、サポート体制が充実しているかどうかが合否に大きく関わります。
講義やテキストの内容がわかりやすいことはもちろん、質問対応の迅速さや、学習の進捗管理サポートがしっかりしているかが重要です。
とくに中小企業診断士試験は範囲が広く、わからない点が出てきた時にすぐ質問できる体制があると、安心して学習を進められます。
また、模擬試験や添削指導、学習計画のアドバイスを受けられる講座は、学習効率をさらに高められます。
模擬試験は本番を意識した実践的な対策となるため、実力をつけるためには欠かせない要素です。
しっかりとしたサポートを受けながら、計画的に学習を進められる講座を選ぶことで、合格への道が開けるでしょう。
2次試験対策の充実度を確認する
中小企業診断士試験は、一次試験と二次試験の両方を突破する必要があります。
とくに二次試験は論述形式であり、一次試験とは異なるスキルが求められるため、2次試験対策が充実している講座を選ぶことが重要です。
2次試験では、論理的な文章力や、問題の本質を捉える力が必要になるため、実践的な演習や添削指導が受けられる講座を選ぶようにしましょう。
講座によっては、2次試験専用の模擬試験や、個別添削を提供しているものもあります。これらを利用することで、合格に向けて必要なスキルを身につけることも可能です。
また、2次試験対策に強みを持つ講座は、講師の経験も豊富で、的確なフィードバックを得られることが多いです。
2次試験の準備をしっかり整えるためにも、対策が充実している講座を選びましょう。
まとめ
当記事では、受講料やサポート体制、教材の質など、さまざまな観点からおすすめの通信講座を比較しました。
中小企業診断士の資格取得を目指す際には、独学では試験範囲の広さや難易度に対応するのが難しいことが多いため、通信講座の活用が有力な選択肢となります。
自分のライフスタイルや学習スタイルに合った講座を選ぶことが、合格への近道です。とくに、社会人にとってはスキマ時間を活用できるオンライン講座や、サポートが充実している講座が効果的です。
ぜひ今回紹介した通信講座の選び方を参考に、自分に最適な通信講座を見つけて、合格への一歩を踏み出しましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。