資格を取得しようと考えたとき、ユーキャンを思い出す方は多いでしょう。テレビCMもやっているので知っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、ユーキャンの資格は使えないと聞いて、不安に思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
せっかく資格を取得するのであれば、使える資格を取得したいですよね。
そこで、本記事ではユーキャンの資格は使えないのか徹底調査します。ぜひ最後までご覧いただき、資格取得の参考にしてください。
さっそくですが、結論から申し上げるとユーキャンの資格は使えないというのは嘘となります。なぜユーキャンの資格は使えないと言われているかは、以下の理由からです。
・民間資格の講座が多い
・趣味や実用系の講座が多い
・ほかの通信講座と比較している
上記の理由はもちろん、ユーキャンで「使える」資格を見つける方法やおすすめの資格も紹介ししているので、ぜひ参考にしてください。
この記事の筆者の信頼性
私はひのと申します。令和元年(2019年)に3度目の受験で社労士試験に合格しました。
2年半に渡り、通信講座を利用した社労士試験勉強の経験を踏まえて、ユーキャンの資格について徹底解説します。
ユーキャンの資格が使えないと言われている3つの理由
資格の取得と言えば「ユーキャン」を思い出す一方で、ユーキャンで取得できる資格は使えないと言われることがあります。
多くの資格を取り扱っているユーキャンがなぜ使えないと言われているのでしょうか。
そこで、最初にユーキャンの資格が使えないと言われている理由を3つ紹介します。
さっそく見ていきましょう。
ユーキャンは民間資格が多い
1つ目に紹介するユーキャンの特徴は、民間資格の講座が多いことです。
ユーキャンでは、宅建や行政書士などの国家資格の講座も提供していますが、全体的に見ると民間資格の割合が高くなっています。
民間資格と国家資格には大きな違いがあり、おもな違いは以下のとおりです。
国家資格と民間資格の違い
国家資格 | 法律に基づいて実施される資格試験で、合格すると法律で定められた業務を行う権利が与えられる資格 |
民間資格 | 民間団体が独自に認定する資格で、法的な裏付けはない。 |
一般的に民間資格は国家資格と比べて社会的な信用度がやや低くなる傾向にあるようです。
しかし、民間資格だからといって必ずしも「使えない」わけではありません。
例えば、ビジネス系のMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)は、企業でのPC業務に直結する実践的なスキルを証明できます。
民間資格でも仕事に活かせる資格も多くあるので、自分に必要な資格であれば民間資格でも「使える」資格となるでしょう。
ユーキャンは趣味や実用系の通信講座が多い
次に紹介するユーキャンの特徴は、趣味や実用系の講座が豊富に開講されていることです。
これらの講座では、必要な道具や教材が一式セットで提供されることが多く、初心者でも手軽に学習を始められるようになっています。
例えば、DIYリフォーム講座では、電動ドライバードリルがついているセットもあり、すぐに実践することも可能です。
料理講座やペット関連の講座なども、日常生活の質を向上させるのに役立ちます。一方で、これらの趣味・実用系の講座は、直接的なキャリアアップや転職に結びつきにくいという特徴があります。
そのため、資格を活用して転職したい方や、職務経験を積みたい方には、趣味や実用系の講座は避けた方がいいでしょう。
ほかの通信講座と比較している
最後に紹介する理由は、ほかの通信講座と比較をし、ユーキャンを利用していない可能性です。
ユーキャン以外にも、資格取得のための通信講座は多く存在します。
特定の資格に特化していたり、より高度な学習サポートを提供しているものも。
そのため、単にユーキャンの知名度や実績だけで選択するのではなく、自分の学習スタイルや目標に合った教育機関を選ぶことが重要です。
例えば、対面でのサポートを重視する方や、より専門的な指導を求める方は、ユーキャン以外の選択肢の方がいい可能性もあります。
また、合格率や受講者の声なども、通信講座を選ぶ際の重要な判断材料となります。
自分に合わない通信講座を選んでしまうと、せっかくの学習機会が無駄になってしまう可能性もあるため、慎重に検討するようにしましょう。
【ユーキャンの資格は使えない?】使える資格を見つける方法
ここまで、ユーキャンの資格が使えないと言われている理由を紹介してきました。
しかし、前述してきたとおり、ユーキャンが取り扱っている資格の特徴や、慎重に検討をすることで「使える」資格に出会うことは可能です。
そこで、ここからはユーキャンで使える資格を見つける方法をご紹介します。
簡単にできるものもあるので、ぜひ最後までご覧いただき資格を選ぶ際の参考にしてください。
民間資格と国家資格の違いを理解する
資格を選ぶ際に最も重要なポイントは、民間資格と国家資格の違いを正確に理解することです。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
【国家資格の特徴】
・法律によって定められた資格試験制度
・合格すると法的に認められた業務を行う権利が得られる
・社会的な認知度が高く、転職時の評価も高い
・試験の難易度は一般的に高めで、準備に時間がかかる
【民間資格の特徴】
・民間団体が独自に認定する資格
・特定の分野における知識やスキルを証明できる
・業界内での評価は資格によって異なる
・比較的取得しやすく、実務的な内容が多い
このように民間資格は使えないと思われがちですが、前述したとおり民間資格であっても実務で重宝される資格は数多く存在します。
資格の種類だけでなく、その資格が実際の仕事でどのように活用できるのかを見極めるようにすれば、役立つ資格となるでしょう。
資格取得後の使い道を具体的に考える
資格取得は目標ではなく、キャリアアップのための手段として考えることが重要です。
「とりあえず資格を取得する」という姿勢ではなく、取得後の具体的な活用方法を事前に検討しましょう。
以下のポイントを考慮して、資格取得後の具体的なビジョンを描いてみましょう
また、ユーキャンの無料資料請求や合格体験記を活用することで、より具体的にイメージできるでしょう。
なかなかイメージがわかないという方は、ぜひ資料請求をしてみたり、合格体験記を見てみると想像しやすいですよ!
ユーキャンの資格ランキングを参考にしてみる
ユーキャンの公式ホームページで公開されている「武器になる資格ランキング」を参考にしてみるのも1つの手です。
このランキングは、20代~60代の男女421名を対象に、2024年に武器になると思う資格に関する調査を行い、作成されたランキングです。
ランキングを参考にする際は、単純に順位だけでなく、各資格の特徴や活用事例もしっかりと確認するといいでしょう。
口コミや評判を参考にする
ユーキャンのホームページでは、各講座の受講者による口コミを確認できます。
口コミを参考にする際は以下の点に注目し、取得する資格を決めるのもいいでしょう。
とくに、資格取得後の具体的な活用事例や就職・転職での評価に関する口コミは、資格取得後をイメージするのに重要な情報です。
ぜひ口コミも資格を選ぶ際に活用してみましょう。
資料請求で教材を確認する
最後に紹介するのは、資料請求をして実際に教材を確認してみる方法です。
ユーキャンでは1度に2つの講座の資料請求ができます。気になる資格を請求して、比較してみるといいでしょう。
資料請求をした際は、確認すべきポイントは以下のとおりです。
資料請求では、教材サンプルも確認できるので、自分の学習スタイルに合っているかどうかを判断する材料となりますよ。
口コミや合格体験記を見ただけではよくわからないという方は、ぜひ資料請求も行ってみましょう。
ユーキャンでおすすめの5つの資格
ここまで、ユーキャンで使える資格を見つける方法について解説しました。
ここからは、ユーキャンの資格で人気であったり使える資格が取得できる講座を紹介します。
ぜひ自分に合っている資格か確認しながら、ご覧ください。
ファイナンシャルプランナー(FP)
ファイナンシャルプランナーは、個人や企業の資産運用から生活設計まで、お金に関する総合的なアドバイスを行う専門家として、近年注目を集めている資格です。
ユーキャンではFP技能検定2級・3級の通信講座を提供しており、段階的な学習で確実に知識を身につけられます。
ユーキャンの大きな特徴は、FP2級の受験資格を取得できることです。
通常、FP2級を受験するためには「実務経験2年以上」「3級資格の取得者」といった、受験資格が存在します。
しかし、ユーキャンの講座は日本FP協会の認定講座のため、2級の講座を受け、指定の課題を提出し、合格をすれば2級の受験資格を取得可能です。
少しでも2級を早く取得したいと考えている方は、ユーキャンがおすすめと言えますね。
ファイナンシャルプランナー(FP)講座の口コミ
独学だと参考書を数千円で購入して勉強することもできますが、法改正や分からないことがあった時に聞ける相手がいないのがデメリットだと感じました。効率よく勉強したいという点と、教育訓練給付制度もあったので、ユーキャンを選びました。
引用:心が折れそうなときはユーキャンからの励ましの言葉が支えに!
宅地建物取引士
つづいて紹介するのは、不動産取引における重要な国家資格である宅地建物取引士です。
ユーキャンでは、全7回の添削課題が盛り込まれた充実したカリキュラムを提供しています。
重要ポイントをおさえたわかりやすいテキストと豊富な過去問題解説により、独学での合格をしっかりとサポート。
実際に10年間で合格者を14,800名も輩出しています。
不動産業界では必須の資格として知られており、不動産会社への就職・転職時に大きなアドバンテージに。
また、将来的に不動産仲介業を開業する際にも必要となる資格のため、独立を考えている方にもぴったりと言えるでしょう。
宅地建物取引士講座の口コミ
子育てしながら自分のスキマ時間にできる教材やカリキュラムであったことです。講義動画など、スマホやPCからスキマ時間を利用して勉強ができるツールが揃っていて、これはいいなぁと思い、ユーキャンを選びました。
引用:スキマ時間を上手く活用できる教材とカリキュラムです!
行政書士
次に紹介する行政書士は、官公庁への提出書類作成のスペシャリストとして認められる国家資格です。
ユーキャンでは、6か月間を標準の学習期間として、基礎から実践まで段階的に学習できる構成となっています。
講座では、添削指導や講義動画など手厚いサポートが特徴。標準期間が短いからこそ、学習量を最低限にできるよう無駄を省いた学習プランとなっています。
取得後は行政書士事務所の開業という道が開けるほか、企業の法務部門での活躍も可能です。
とくに、建設業や運送業の許認可申請業務、外国人の在留資格申請支援など、近年需要が高まっている分野での活躍が期待できるでしょう。
行政書士講座の口コミ
そもそも仕事しながら勉強するので、スクールに通う選択肢は初めからなかったんです。通信教育で、初学者向けの講座をネットなどで色々調べると、ユーキャンでは受講生の8割近くが初学者ということでしたので、私にはぴったりだなと感じました。
引用:資格取得で、就職・開業と人生が好転!
簿記
企業の経理実務に必須の資格として広く認知されている日商簿記もおすすめ講座の1つです。
ユーキャンでは、3級・2級の講座を展開しています。3級は約3ヶ月、2級は約6ヶ月の学習期間で、要点をおさえた無駄のないカリキュラムで合格に導きます。
簿記の知識は、経理・会計職への就職や、経理事務所での勤務はもちろん、企業の財務部門での業務遂行にも欠かせません。
また、将来独立開業を考えている方にとっても、必要不可欠な会計知識を学べます。
多くの方にとって「使える」資格と言えるでしょう。
簿記講座の口コミ
ユーキャンのテキストはどんな人にもわかりやすく説明されており、初めからじっくり読み進めていけば、納得しながら最後まで無理なく勉強することができます。理解できないところはメールでも質問でき、最後まで何度も利用させていただきました。学ぶことが楽しい、と久しぶりに感じることができました。
引用:受講生の体験談
MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
最後に紹介する資格は、現代のビジネスシーンで必須とされるMicrosoft Officeの操作スキルを証明するMOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)です。
ユーキャンでは、オリジナル動画や実際の画面を表した図で解説したテキストを提供。最短1か月で合格を目指せます。徹底的に分析をした模擬試験で本番同様の練習ができ、確実な合格に向けた準備が可能です。
MOSは一般事務職への就職やデスクワーク職種への転職時に高く評価される資格です。また、現在の業務効率化や、在宅ワーク・副業にも活かせる実践的なスキルを習得できます。
パソコンを使う機会が多い方は、ぜひ検討してみるといいでしょう。
MOS講座の口コミ
ユーキャンのMOS講座の勉強だけでも、MOS Word&Excel (一般)は合格できます!
引用:ユーキャンのMOS講座を受けてみた!|note
テキストはMOSの試験範囲を網羅しており、ユーキャンのMOS講座をやりこむだけで、しっかりと試験対策ができたと感じます。
また、教材の模擬テストはMOS試験の本番そっくりに作られているので、ユーキャンの模擬テストのおかげで本番環境でも焦らず解答することができました。
「勉強が苦手だけど、MOSを受験してみたい」「MOSを一発で合格したい」という方にはおすすめです!
ユーキャンの資格講座についてよくある質問
ここまで、ユーキャンでおすすめの資格について紹介しました。
最後に、ユーキャンの資格講座についてよくある質問にお答えします。
ぜひ疑問を解消していただき、ユーキャンでの資格取得にお役立てください。
ユーキャンの資格講座に向いている人は?
ユーキャンの資格講座に向いている人は、以下のとおりです。
・資格の勉強がしたいけど、独学では不安を感じている人
・隙間時間を活用して勉強したい人
・スキルアップとなる資格だけでなく、趣味的な講座を受けたい人
ユーキャンの資格講座は、通信教育でありながら、専門スタッフによる手厚いサポート体制が整っているため、わからないことがあってもすぐに質問ができ、独学より効率よく勉強ができます。
また、ユーキャンでは、通学する必要がなく、電車での通勤時間や休憩時間など、自分の都合に合わせて学習を進めることが可能です。
隙間時間を活用して資格取得をしたいと考えている方にもおすすめです。
さらに、ユーキャンは趣味的な講座から国家資格まで、幅広い分野の講座を提供しています。
そのため、キャリアアップだけでなく、趣味の幅を広げたいと感じている人にもおすすめと言えるでしょう。
使える資格と使えない資格の違いはなに?
「使える資格」とは、おもに現在の仕事や希望する就職先で活用できる資格を指します。
とくに、今回紹介した行政書士などの業務独占資格は、法律で定められた業務を行うために必要不可欠な資格であり、まさに「使える資格」と言えるでしょう。
ただし、「使える資格」「使えない資格」の判断は、個人の状況や目標によって大きく異なります。
例えば、園芸の資格は一般的なオフィスワークでは活用する機会は少ないかもしれませんが、ガーデニングショップへの就職や独立開業を目指す方にとっては、非常に価値のある資格と言えます。
自身のキャリアプランや興味・関心に照らし合わせて、慎重に検討することで「使える資格」に出会えるでしょう。
ユーキャンで取得できた資格は履歴書に書いてもいい?
ユーキャンで取得した資格は、もちろん履歴書に記載ができます。
とくに、国家資格については、取得方法に関係なく同じ価値を持つ資格であるため、積極的に記載してアピールするのがおすすめです。
民間資格の場合は、応募する職種との関連性を考慮して記載を検討するとよいでしょう。
例えば、一般事務職に応募する際のMOS資格や、経理職に応募する際の簿記資格など、職務に直接関係する資格は、自身のスキルをアピールすることが可能です。
なお、履歴書に資格を記載する際は、必ず正式名称を使用するようにしましょう。
例えば「日商簿記検定2級」「Microsoft Office Specialist Excel Expert」のように、略さずに正確な記載が必要です。
名前がわからないという方は、履歴書に記載する前に検索などしてしっかり確認するようにしましょう。
まとめ
本記事では、ユーキャンの資格講座について解説をしました。
ちまたでは、ユーキャンの資格は使えないという声がありますが、資格の使い道をきちんと考え、慎重に検討をすれば自分にとって使える資格を見つけることは可能です。
ユーキャンで資格を取ってキャリアアップしたい!と考えている方は、ぜひ以下を参考にして自分に合った資格を見つけましょう。
なお、ユーキャンでおすすめの資格は以下のとおりです。
【ユーキャンでおすすめの資格】
・ファイナンシャルプランナー(FP)
・宅地建物取引士
・行政書士
・簿記
・MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
自分に合った「使える」資格をユーキャンで見つけて、スキルアップを目指しましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。