・人事・労務担当に初めて配属されたけど何をどうしたらいい…
・もっと労務系の実務に精通してできる社員になりたい!
・社労士合格したけど実務のことについて何もわからない…
この本はそんな方におすすめの、労務系の仕事の実務が網羅的に記載されたマニュアル本です!というのもこの本のコンセプトが、
初めて人事・労務部署に配属された担当者も無理なく人事・労務業務に必要な知識を習得し、実務を遂行できるようにする
なので、労務系の予備知識がない人でもわかりやすい構成になっています。
ちなみに、この本は「行政機関などに提出する書類の書き方」などではなく、超過勤務の制限、内定取り消しの認められる基準やパワハラと認定されるための基準などの法律解釈を解説したものになっています。
読み物というよりは机の上に置いておいて、事例が生じたら該当ページを開くような使い方ができる本です!
就業規則の規定例、労使協定の規定例、退職証明書などの様式例なども掲載されていて、そのまま実務に使えそうな素材もたくさんあります!
中身はこんな感じの記載です。
法令の解説と労使協定の例などがスッキリ記載されていますね。
著者のプロフィール
社会保険労務士5名の共著となっています。
・望月 建吾(特定社会保険労務士)
・成澤 紀美(特定社会保険労務士)
・蒲島 竜也(特定社会保険労務士)
・杉山 晃浩(特定社会保険労務士)
・堀下 和紀(特定社会保険労務士)
どの方も大きな社労士事務所を開かれている方々です。法令と現場の実務両方に精通している方々なので、とても実践的な知識になっています。
この本のおすすめポイント
この本を読んで僕がいいなと思った点は、
です。以下解説します。
この本一冊で労務系の仕事は十分
この本は約290ページにわたって解説が行われていて、一冊で労務管理のことが体系的にわかるようになっています。
採用から退職まで、また近年の状況を反映したテレワークや副業・兼業、はたまた労働基準監督署の調査対応まで幅広く記載されています。
ですので、この一冊あれば基本的には他の本を購入する必要がないなと思いました。
いろんな本をハシゴすると時間も手間も余計にかかりますよね
知りたいポイントをさくっと読める
網羅的に書かれた本と聞くと、全部読めない・・・と思ってしまいますよね。でも大丈夫です。
この本は一つの節を見開き2ページで解説しています。(上記の写真を参照ください)ですので、目次を開いて、知りたいところだけを開いて読めばいいのです。
当たり前のように思えますが、法律の解説書って最初から読んでいかないとわからなくなる書き方がされている本もたくさんあります。
なので、この本は仕事のデスクの上に置いておいて、いわば辞書的な使用に向いています。
まとめ
以上、「労務管理の実務がまるごとわかる本」をレビューさせていただきました。簡単にまとめると、
もし、人事・労務系の部署に初めて配属されて不安だよって方はお手にとってみてください。
これから社労士試験の合格を目指すかたは、ぜひ通信講座の活用をご検討ください。
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