【2024年6月27日更新】
こんにちは、ひのです。
今年度の弁理士短答試験、本当にお疲れ様でした。
暑い中であり「コロナ禍」という大変な状況ではありましたが、みなさんがいま持っておられる力を発揮されたことを願ってやみません。
このページでは、今年度(2023年度)の弁理士短答試験を受験された方に向けて最新情報をお届けします。
各、予備校が出している講評などから今回の試験がどうだったのかを紐解いていきたいと思います。
弁理士短答試験 合格基準点をおさらいします
弁理士短答試験は全体65%以上かつ各科目40%以上の得点率、晴れて合格となります。
出題数は以下の通りです。(横に40%を表示しています)
①特許法・実用新案法 20題(8)
②意匠法 10題(4)
③商標法 10題(4)
④工業所有権に関する条約 10題(4)
⑤著作権法・不正競争防止法 10題(4)
全60問のうち65%以上、すなわち39問以上正解であれば、短答試験は合格ということになります。
各科目で足切りがあるので、総合力が求められる試験です。
みなさんの出来はいかがだったでしょうか?
2023年度弁理士試験 今後のスケジュール
以下の日程で今回の短答試験の合格発表があります。
弁理士短答試験の合格発表:2023年6月12日(月)
ここで、合格の通知があれば、次の論文試験への挑戦権が与えられます。
短答試験の合格率は10%~20%の間と言われています。
絶対評価の為、年によりバラツキがあります。
2023年弁理士試験 論文試験
論文試験は2段階に分かれています。
・必須科目2022年7月2日(日)実施
・選択科目2022年7月23日(日)実施
の2つです。
必須科目の概要は、以下の通りです。
出題科目 | 工業所有権に関する法令や条約 |
出題形式 | 論文形式(自分でゼロから文章を書く) |
試験時間 | 特許法・実用新案法:2時間 意匠法:1.5 時間 商標法:1.5時間 |
合格基準 | 各科目の得点の平均が54点以上でありかつ47点未満の科目がない |
続いては、選択科目の概要は以下の通りです。
出題科目 | ①理工I:機械、応用力学 ②理工II:数学、物理 ③理工Ⅲ:化学 ④理工Ⅳ:生物 ⑤理工Ⅴ:情報 ⑥法律:主に民法 以上6つから1つ |
出題形式 | 論文形式 (自分でゼロから文章を書く) |
試験時間 | 1.5時間 |
合格基準 | 得点率60%以上 |
その後、以下の日程で論文試験の合格発表があります。
弁理士論文試験の合格発表:2022年9月25日(月)
ここで、合格の通知があれば、最終の口述試験への挑戦権が与えられます。
論文試験の合格率は25%くらいと言われています。
短答試験合格者のうち4人に1人なので狭き門です。
2023年弁理士試験 口述試験
短答試験と論文試験の両方に合格して最後に待ち構えているのが、口述試験です。
口述試験の概要は以下の通りです。
出題科目 | 工業所有権に関する法令 |
出題形式 | 面接形式 |
試験時間 | 特許法・実用新案法、意匠法、商標法それぞれ10分程度 |
合格基準 | 各科目A,B,Cの3段階で評価され、C評価が2つ以上ないこと |
口述試験の合格率は90%ほどと言われています。
緊張せず、自分の力が出せれば合格が近付くでしょう!
2023年度弁理士短答試験の難易度は?
ここで、今回の短答試験の難易度を見てみましょう。
Twitterで言われていたのは以下です。
難易度は例年と同じくらいみたいでしたが、みなさん総じて難しかったとの意見が多いですね!
本当にみなさま弁理士短答試験おつかれさまでした
まずは、本当にみなさんお疲れ様でした。
弁理士合格のための勉強時間は3,000時間と言われています。
この日のために、勉強をしてきたので、とてつもない緊張と共に過ごされたかと思います。
まずは、身体の疲れを癒してください。
弁理士短答試験に合格された方
まずは第一関門突破ですね。
おめでとうございます。
次は、いよいよ弁理士試験の勝負所「論文試験」です。
通信講座などで論文対策は重点的にされている予備校が多いですが、今一度気持ちを入れなおして是非、突破してほしいと思います。
まだ必須科目まで1ヶ月ちょっと、選択科目まで2ヶ月近くあるので、最後の追い込み一緒に頑張りましょう!
残念な結果になった方
そして、残念ながら今回は短答試験の合格点に達していないと分かってしまった方は、悔しい気持ちが大きいと思いますが、まずは肉体面、精神面のリフレッシュをしてください。
弁理士試験の短答試験は合格率が10~20%の超難関国家試験です。
また弁理士試験を目指そうと思われたなら、またこのサイトを除いていただけたら嬉しいです。
僕も社労士の試験に2回落ち、3回目でやっと合格することが出来たので、あきらめなければ必ず叶います。
僕も2回目の社労士試験が不合格と分かってしまってからは、3ヶ月ほど勉強するのを止めました。
あれだけ勉強したのに、不合格だった。
社労士もういいや。
って思っちゃったんですね。
でも不合格になった要因は、次の試験でカバーできると考えたので再受験し無事合格することが出来ました。
今年弁理士試験にトライして積み上げた勉強(経験)というのは、今から弁理士試験を目指す人よりも【確実に】アドバンテージがある状態なので、ゆっくりしてからまた勉強を始めても遅くはありません。
弁理士試験はあなたの前から逃げたりはしません。
また、一緒に少しずつ頑張りましょうね!