こんにちは。ひのです。
今回は社労士合格後に独立をせずに、勤務社労士になろうと考えている方に向けて、勤務社労士のメリットや需要について考えてみたいと思います。
このような疑問にお答えしたいと思います。
勤務社労士って、普通の会社員と特に変わらないんじゃないかという意見も多々聞かれる中でなぜ、勤務社労士という働き方があるのかと疑問に思ったりするかもしれません。
勤務社労士が企業側にとってどのようなメリットがあるのか考察することを通じて、就職活動・転職活動をする際に社労士という資格がどのように活きるのかについて、詳しく書いていけたらと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
開業だけじゃない社労士の魅力をお伝えできたらと思います!
いきなり結論を先に言うと、
勤務社労士は企業にとってメリットはめちゃくちゃあるけど、常に自己研鑽に努めなければいけない
と言えると思います。以下、このページでは詳細について解説します。
・勤務社労士とは?
・勤務社労士の役割
・企業が勤務社労士を雇うメリット
・就活や転職で社労士をアピールすることについて
このような流れで進めたいと思います。
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この記事の執筆者の信頼性
私はひのと申します。
令和元年(2019年)に3度目の受験で社労士試験に合格しました。2年半の社労士試験勉強(2度の通信講座受講経験)を通じて得た経験や反省を踏まえたレビューをさせていただきます。
今回は、勤務社労士について解説させていただきます!
企業内勤務社労士とは
まずは勤務社労士とは何かと言うことを整理しましょう。
勤務社労士とはその名のとおり、所属の社労士会に勤務先を登録し、勤務している企業のためだけに社労士として働く人のことを言います。
勤務先の総務部門で社会保険関係事務や労務関係事務を行うことが業務の中心となります。
基本的には社労士だけが行える独占業務というものはなく、一般の職員でもこなせる業務を任されることになりますので、企業にとって表面的には社労士だからといって明確なメリットがあるとは言えないです。
また、原則的に勤務先の企業以外の依頼を受けて社労士業務を行うことができないので、勤務社労士として働く側も、勤務先を登録したとたん、他の社労士業務は一切引き受けることができなくなるなど、制約を受けることになります。
勤務社労士って意味あんのか?と思ってしまいますよね
企業内勤務社労士の役割
では勤務社労士がある意義や、求められている役割にはどのようなものがあるのでしょうか。僕は大きく分けて、以下の3つがあると思います。
- 【勤務社労士の役割】
・知識と経験で実務的な改善案を提示し、働きやすい企業を作る
・幅広い社会保険知識を持ち、最新の法改正に対応するなど労務環境整備を行う
・働くルールをしっかりと遵守させ、労使トラブルを防ぐ
こう書くと開業社労士とあまり変わらないように感じますが、決定的な違いが一つあります。それは内部事情を知っていることです。
開業社労士にはないものがここです。上記のような役割を、内部事情に精通するものとして提案することを求められるのが勤務社労士だと思っています。
社内の事情を知っているからこそ、顧問契約でくる社労士などの外部の人間にはできないアドバイスや提案をすることこそ、勤務社労士の最大の役割です。
責任意識が希薄になりがちな外部の人間よりも、当事者として提案できる勤務社労士のアドバイスの方が企業にとっては信頼がおけると考えます。
企業が勤務社労士を雇う3つのメリット
それでは具体的に企業が勤務社労士を雇うメリットはどこにあるのでしょうか。僕は以下の3つが企業が勤務社労士を雇うメリットだと考えます。
勤務社労士の役割と少し重複しますが、やはり勤務社労士を雇うメリットは、制度・実務・内情に詳しい職員を、より安価に確保できるという点で企業にとって非常にメリットがあると言えます。
就活・転職で社労士は活きるのか
それでは、社労士資格を持つ方にとって、就職活動・転職活動は有利に進むのでしょうか。それについての僕の結論としては、
状況次第です
というのが正直なところだと思います。なぜなら、上記の企業にとってのメリットである、「制度・実務・(内情)」に詳しいということを自信を持って面接の際に言えるかどうかが重要になるからです。
内情についてはわかるわけないので、人間関係でうまくやっていけるかということが重要ですね。
就職活動については、まだ社会人経験がないので、自身の将来性を語れるかというところになります。
・過去の実績とともに自身が社労士として企業にメリットがあると言えるか
・社労士としての実績がないのであれば将来性を語れるか
が大事です。
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企業内勤務社労士を雇うメリットと需要まとめ
以上、企業が勤務社労士を雇うメリットから、就職・転職市場における社労士の資格の活かし方について書きました。
実際に求人を見ていても、「社労士資格があれば尚可」という求人はたくさんあります。なので、企業の勤務社労士に対する需要というのは一定程度あるのだと思います。
とにかく、企業にとって社労士である自分を雇うメリットはここにある!ということを言い切れるような実績や将来性が語れるエピソードを用意する必要があると言えます。
そのためには、大学生は今の生活を、社会人は今の仕事を一生懸命頑張るしかないのかもしれませんね。