仕事を辞めて社労士試験勉強に集中するぞ!合格したら開業してやる!
という思いをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。これについて私が思うこと、それは、
絶対に今の仕事を辞めないでください!!
そりゃもちろん、今すぐにでも辞めないと心が壊れてしまうほどの決意であれば私はとめません。でも、社労士試験を仕事を辞めて受験するというのはあまりにもリスクが大きすぎます。
この記事で、そんな思いを抱えていらっしゃる方々の再考のきっかけになれば嬉しいです。
本記事の執筆者の信頼性
合格までに3回の受験と、通信講座を利用しての2年半の勉強期間を経ています。
社労士試験の勉強については一通りの苦労を経験し、合格へのコツをある程度理解していますので、通信講座の選び方についても自信を持って書くことができます。
ただ社労士講座をまとめただけのサイトとは情報の裏付けが違うと自負しています。ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
社労士専業受験生は辞めた方が良い理由
僕が、仕事を辞めて社労士専業受験生はやめたほうが良いと思う理由は以下3つです。
以下、詳しく解説していきます。
理由① 社労士は専業受験生にならなくても合格可能だから
社会保険労務士試験は、仕事をしながらの勉強で十分合格可能な難易度です。現に社労士試験センターが発表している合格者の約8割がなんらかの職業につきながら合格を果たしています。
一方で無職で合格している受験生は毎年10%前後です。とはいえ、勤務環境によっては、
勉強する時間が全く取れないんですが…
という方もいるかもしれません。ですが、私は受験生時代、東京の本社勤務で月の残業時間は80時間はゆうに超えていました。
それでも、行きと帰りの電車の中で勉強をしていました。(受験2年目からはもうちょっと時間に余裕はできましたが)
勉強する時間は工夫して探せばきっとどこかに埋れています。仕事を辞める決断よりも勉強時間を探すほうがよっぽど楽だと思います。
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理由② 本試験のプレッシャーに耐えられないから
もし仕事を辞めて1年間、命がけで勉強してきて社労士本試験を迎えたとします。さあ、今から選択式問題です。
僕には絶対にできません。1年間、一生懸命勉強してきたその努力が、選択式の悪問・奇問で水の泡になる瞬間、僕はきっと椅子から崩れ落ちてしまう気がします。
選択式に限らず、本試験に対する精神が非常に不安定になって結果的に悪い方向に向かう気がします。
③ 合格後の進路に大きく影響してしまうから
これは開業ではなく、勤務社労士として実務経験を積みたいと思っている方についてですが、合格後にキャリアに空白期間があると、転職先の企業はどう思うでしょうか。
また転職活動する側も早く職に就かなければいけないという焦りが生じます。
結果として、落ち着いて就職活動ができません。これも僕の場合で恐縮ですが、僕は社労士試験合格後、総務課に異動させてもらいました。
本来であれば事務指定講習で実務経験を満たそうと思っていましたが、業務で満たせることになったので良い経験になりますし、事務指定講習費用も使わずに済みました。
社労士試験、専業受験生になるメリット
とは言っても、勉強のために仕事を辞めるということにもメリットはあると思います。例えば、
などが挙げられます。しかし、本当に相当な覚悟がないとなかなか試験のプレッシャーに勝てないと思います。
社労士試験勉強の課題:目指すべきは勉強時間の捻出
では働きながら社労士試験を受験しようと考えている人はどうすれば良いのでしょうか。それは、とにかくスキマ時間を徹底的に勉強時間に変えることです。
通勤時間、お昼休憩、レジに並んでいる間などありとあらゆる時間を勉強時間に変えるのです。そのためには教材も音声講義や動画講義が充実しているものを選ぶ必要があるかもしれません。
スキマ時間学習について詳しくはこちらの記事を参照ください。
通信講座でスキマ時間を活用できるのは『スタディング』です。
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スタディングは、徹底的にデジタル学習に特化した通信講座で、ちょっとしたスキマ時間などで力を発揮する通信講座。
値段を社労士通信講座の中でもコスパが高いので、当サイトとしても自信をもっておすすめしています。また下のページではスタディング以外にも社労士の通信講座について徹底的に比較したページも作っています。
勤務しながら社労士を目指すなら、通信講座の活用を検討してください。
社労士試験のため仕事を辞めて専業受験まとめ
以上、社労士試験専業受験生は、
・社労士は専業受験生にならなくても合格可能だから
・本試験で問題用紙をひっくり返す時のプレッシャーに耐えられない
・合格後の進路に大きく影響してしまうから
という理由でならないほうが良いということをお伝えさせていただきました。
スキマ時間の学習、最初はしんどいですが、慣れると勉強しないことが落ち着かなくなります。ぜひ、勉強時間の捻出で社労士試験合格を勝ち取ってください。